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誅罰
「誅罰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
誅罰の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
て其行方を突き止めて、コマの安否を知りたいばかりに叛将イルマを捉えながら、早速に
誅罰を加えようともせず、却って彼の申し出に従い其方を加えて十人の勇士を、憎む可き....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
人またこれを称して報国の士と言う者あり。そもそも天誅とは何事なるや。天に代わりて
誅罰を行なうというつもりか。もしそのつもりならば、まず自分の身の有様を考えざるべ....
「三国志」より 著者:吉川英治
「もし、協皇子を、皇太子に立てたいという思し召ならば、まず何后の兄何進から先に
誅罰なさらなければなりません。何進を殺すことが、後患をたつ所以です」 「……ウム....
「三国志」より 著者:吉川英治
起して、 「君にはなんの科もない。樊稠はきのう戦場で、敵の韓遂を故意に助けたから
誅罰したのだ」といった。 樊稠のことを叔父に密告したのは李※の甥の李別という者....
「三国志」より 著者:吉川英治
ごろ自ら皇帝と僭称して、天をおそれぬ増長慢の賊、袁術とはおぼえたり。いで、関羽が
誅罰をうけよ」と、名乗りかけた。 袁術は、仰天して、逃げ争う大将旗下のなかに包....
「三国志」より 著者:吉川英治
んだ。 張飛は、振向いただけで、 「いやいやご夫人、驚きたもうな。この不義者を
誅罰してから、それがしの古城へお迎えします。こんな二股膏薬にだまされてはいけませ....
「三国志」より 著者:吉川英治
「わが弟を討った者は、われに弓を引いたも同然である」 と、一類の者、ことごとく
誅罰した後、あらためて、孫高、傅嬰のふたりを登用し、牙門督兵に任じた。 また、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
高時が洛中に驕っておる。――第二の高時、第三の高時、総じて、不逞なる仮面の敵を、
誅罰しきらぬうちは、この信貴山毘沙門堂の軍はめったに解くわけにはゆかぬ」 「それ....