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誓ひ
「誓ひ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
誓ひの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「髪切虫」より 著者:夢野久作
かの虫に あたへ給ひぬ」 さればわが 女王の御果て み
誓ひの 固きにまかせ 御柩の 御片隅に 彼の虫の ....
「白くれない」より 著者:夢野久作
、身は南蛮寺下の花畑の中に在り。茫々|乎として万事、皆夢の如し。わが曾て岳父御に
誓ひし一生|不犯の男の貞操は、かくして、あとかたも無く破れ了んぬ。 われ此時、....
「源氏物語」より 著者:紫式部
た。この告白でどれだけあなたに隔てのない心を持っているかを思ってみてください。「
誓ひしことも」(忘れじと
誓ひしことをあやまたば三笠《みかさ》の山の神もことわれ)....
「源氏物語」より 著者:紫式部
高さにはつりあわぬ若々しさは保存されていた。 なべて世の哀ればかりを問ふからに
誓ひしことを神やいさめん と斎院のお歌が伝えられる。 「そんなことをおとがめ....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
吾等を羨むこと幾許ぞと。余、甚だ然りと答へ、ともに奮励して大いに為すあらんことを
誓ひき」と。明かに×××的意義を帯びていた日清戦争に際して、ちょうど、国民解放戦....
「親鸞」より 著者:三木清
に転入せり、すみやかに難思往生の心をはなれて、難思議往生をとげんとおもふ。果遂の
誓ひ、まことにゆへあるかな。」 これは『教行信証』化巻に記された有名な三願転....
「妾宅」より 著者:永井荷風
》う歌の文句の「夢とおもひて清心《せいしん》は。」といい「頼むは弥陀の御《お》ン
誓ひ、南無阿弥陀仏々々々々々々。」というあたりの節廻しや三味線の手に至っては、江....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
霊の世界は鎖されたるにあらず。
汝が耳目|壅れり。汝が心胸死せり。
起て、学徒。
誓ひて退転せず、
塵界の胸を暁天の光に浴せしめよ。」
(符を観る。)
一々の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
吟に遊んだ。 まず、尊氏が、 弘誓深如海 の五字をとって、 わだつみの 深き
誓ひのあまねさに 頼みをかくる 法の舟かな と詠じ、つづいて弟直義は、 火坑変....
「山の人生」より 著者:柳田国男
ふ坂山といへるあり。七つの谷の落合に、りう三つを得さすべし。猶行末々たがふまじと
誓ひて過ぎたまふ。急々如律令。敬白。 右の話が天つ神の新嘗の物忌の日に、富士と....