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「誓詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

誓詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
物の中から取り出した。 「どれ、一つ寿平次さんに見せますか。これがあす持って行く誓詞です。」 と言って寿平次の前に置いた。 誓詞 「このたび、御門入り....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
振り返ると、彼が父吉左衛門の許しを得て、最初の江戸の旅に平田|鉄胤の門をたたき、誓詞、酒魚料、それに扇子壱箱を持参し、平田門人の台帳に彼の名をも書き入れてもらっ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ば、如何様《いかよう》の曲事《くせごと》にも可レ被二仰付一云々。 というような誓詞を記し、名主、百姓代、組頭等これに捺印《なついん》したものである。 五人組....
旅愁」より 著者:横光利一
いよ結婚を定めるとすると、一度その前に、千鶴子の朝夕の祈りの際用いるカソリックの誓詞を聞いて置きたいと思った。それも知らずに結婚をしてしまっては、法華を信じる自....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
も心あたりがなかった。ラブレーターであろうか。日記帳であろうか。それとも或る種の誓詞であろうか。写真の乾板でもあろうか。でも以前にはおよそそんなものを、彼女が持....
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
記されてあった。 「公所(大結社)」のことや「会員」のことや「入会式」のことや「誓詞」のことや「諸律法」のことや「十禁」の事や「十刑」の事や「会員証」のことや「....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
は自分の話を確かめるために感詞のごとくに詞の間に入れますので、婦女子の話には大変誓詞を沢山用います。チベットにおける誓詞の数は私の知って居るだけでも四十五種もご....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
これを行うの法は、教正ありてコンフォメーションを受くべき人の頭上にその手を加え、誓詞を誦するなり。 西洋の風習となして、出産のとき贈品をなすの例なし。ただ、毎....
穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
牛の腹中から出る牛玉が、牛玉宝印とまで発展し、それが熊野の烏と道連れとなり、誓詞に伴う民俗については、南方熊楠氏の考証が発表されているので略すが(南方随筆)....