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「誓願寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

誓願寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
十三|夜に、谷中瑞林寺の門前で非業な死を遂げました、屍骸を引取って、浅草の田島山誓願寺へ内葬を致しました。其の時検使に立ちました役人の評議にも、誰が殺したか、織....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
京都で芝居を見たというのは唯この一度であった。しかし私は今は新京極というその頃の誓願寺や、錦小路天神、蛸《たこ》薬師、道場、祇園の御旅には、いろいろの興行物があ....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
と、先ず絵巻の種類では『山寺法師絵巻』、『本願寺曼陀羅縁起』、『石山寺縁起』、『誓願寺縁起』、『因幡堂縁起』、『みしまに絵詞』、『源夢絵詞』、『春日権現霊験絵詞....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
た。藤兵衛のお喋舌りが終えると一緒に、お島はフラフラと歩き出した、浅草の境内から誓願寺通りへ抜け、品川の方へ歩いて行く。神田の筋へ来た頃には、町へ灯火が点きはじ....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
亡くなりました。永眠の際も及ばずながらお世話もしたような次第で、墓は千住の大橋で誓願寺にあって、今日とても時々墓参をしている次第であるが……月日は何時か経って三....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
10)正月二十七日に八十二歳の高齢に達して東都医学館の官舎で病歿し、浅草田島町の誓願寺に葬られて墓碑が建った。 この偉人の墳塋《ぼえい》は右に記したように誓願....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
これも身軽に扮《つく》った蜻蛉の辰が人目を憚るように出て来て、東仲町を突き当った誓願寺の裏へ抜けた。あの辺いったいは東光院《とうこういん》称往院《しょうおういん....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
る。江戸に渡ったのはいつ頃か知らぬが、享保板の『続江戸|砂子』に軽焼屋として浅草誓願寺前|茗荷屋九兵衛の名が見える。みょうが屋の商牌は今でも残っていて好事家間に....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
ざる。さらば、この世の名残に、一さし舞うて――) と、自身、朗々と謡いながら、誓願寺の曲を、舞い終った。 石井山の御本陣を始め、敵も味方も、一瞬、小波も立た....