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「語例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

語例の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
邪睨は邪視と同じくイヴル・アイを意味し、支那でイヴル・アイをいい表わした最も古い語例の一つだろう。ナガシメは紀州田辺近村の麦打ち唄に「色けないのに色目を使う」と....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
つではあり得ない。一体批判主義の一般的特色は何であったか。 ドイツ観念哲学の用語例に従うならば、哲学は形而上学の区別となるだろう。所謂批判主義――それが特に喧....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
はその条件として、この先天的直観(今は空間)がなければならない。だからカントの用語例に従うならば、空間は単に先天的直観であるばかりでなく、云わば先験的(tran....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
か之をアカデミズムとジャーナリズムという風に云うようになった。そこで私も亦この用語例を借りたこともあるが、併しよく考えて見ると、アカデミズムという言葉が第一に外....
辞典」より 著者:戸坂潤
性に集中するのである。元来階級性がより一層限定されたものが党派性であるのだが、用語例から云えば両者の間には多少場合の相違がある。階級性とは主として社会階級人の主....
是は現実的な感想」より 著者:宮本百合子
意見が些も滲み出していない。皮肉さで、いただかせていただくという、恐らく特殊な用語例の一つが使われているだけだ。そのような卑屈な念の入った言葉づかいを強制される....
山の湯雑記」より 著者:折口信夫
酸川・酸个湯など、舌に酸っぱいことを意味する名の湯が、大分あるが、我々の近代の用語例からすれば、酸いと言うより、渋いに偏った味である。最上高湯は、狭い山の湯村に....
水の女」より 著者:折口信夫
奈良朝あるいは、この近代の理会によって用いられている。なかには、一語句でいて、用語例の四つ五つ以上も持っているのがある。 言語の自然な定義変化のほかに、死語・....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
の君主も、神主として信仰的に村々に、勢力を持っていたのである。 神主の厳格な用語例は、主席神職であって、神の代理とも、象徴ともなることのできる者であった。神主....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
に感じる程、詩には使い古されて来た。 「あこがれ」この言葉も明治の詩以来古典の用語例が拡げて使われた。これは「あくがれ」という形もあるのであるが、詩語として承け....
認識論としての文芸学」より 著者:戸坂潤
で之を文学と呼ぶことには、一応の説明の責任を負う必要がありそうで、自然そうした用語例はあまり見当らない。文学は特に文芸に於て、思想的エージェンシーを最も自然に云....