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語原
「語原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
語原の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
evada のシエラは鋸歯ということだが、ネヴァダは万年雪(〔Ne've'〕)と
語原を同じゅうした「雪の峰」ということである、米人ジョン・ミューア John M....
「火山の名について」より 著者:寺田寅彦
usu, Nasu があることに注意したい。しかし私はこのようなわずかの材料から
語原説などを提出する意は毛頭ない。ただ、一つの興味ある事実を注意するだけである。....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
も、実は世論の歴史的本質が批判されるのではなくて、世論の形式的な諸規定が、云わば
語原学的にさえ、分析されるに過ぎないだろう。 無論こうした形式的な一般的な特色....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
に散っている光景が見えたのである。「もみぢ葉ながる」の「ながる」は水の流ると同じ
語原で、流動することだから、水のほかに、「沫雪ながる」というように雪の降るのにも....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
語の時代になると、すでに後世風な聯想のあったことが見えているが、やはり「呼ぶ」を
語原としているのである。大きな声をあげて物を言うことである。つまり「なのる」とい....
「言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
がなくはない。 話は変わるが二三日前若い人たちと夕食をくったとき「スキ焼き」の
語原だと言って某新聞に載っていた記事が話題にのぼった。維新前牛肉など食うのは禁物....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
置の場合、如何なる方法を以てするか、一切明らかでないが、其は唯実際方法の問題で、
語原においては、太陽並びに、天体の運行によって、歳時・風雨・豊凶を卜知することを....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
こんな大きな渦巻ができると、いかにも奴等らしい観察が“|〔Dabukku_〕”の
語原だよ」 「ふうむ、太平洋漏水孔か……」 「そうだ、案外渦の成因はそんなところ....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
れは本編の記事を以て訂補した事に御承知願いたい。 因に云う、谷蟆或いは傀儡子の
語原はククであったらしい。仮名書きには久久都・久求都、或いは多邇久々とある。それ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
)
グリップスだ。くろうとではない。それに誰も
年寄扱は好かない。一体どの詞にも
語原があって、
その響が残っている。グリップスも、栗色、苦み、
苦労、繰言、くら....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
だとされている.ウエクルは,もと巫者の憑神の意味だったが,巫者の意味に転じ,民衆
語原解によって「ウ・エ・クル」(おたがいに食いあう人)の意味にとられて,ついには....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
からはその女のまぼろしになやまされ、病み衰えて、とうとう死んでしまった。 (1)
語原は 〔We'n-sir〕(けわしい・きりぎし)。アイヌ風に発音すればウェイシ....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
がドイツ文から仏訳して引用した文章は、原書のドイツ語訳の中に用いられているドイツ
語原文を参酌した。 ○付録中『ベートーヴェンへの感謝』は 〔Romain Rol....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
王子と申候。云々。 別本にはこの縁太郎王子を円多羅ともあって、エタという言葉の
語原を説明すべく設けた名らしい。 さらに「別本河原細工由緒巻」と称するものには....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
、事実屠者すなわち「塵袋」にいわゆる「穢多」の徒であったのであろうか。 エタの
語原については種々の説があり、自分もかつて「特殊部落研究号」(本誌二巻一号)にお....