語意[語句情報] »
語意
「語意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
語意の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
多く、法例という語の如きもまたその一つである。そして前に掲げた法例という語の字義
語意を稽《かんが》えて見ても、我邦においてこの法例なる語を広く用いるのは、決して....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
でないものを意味している。ここで使用するプロゼックも、勿論《もちろん》この通解の
語意による。 人々は一般に、何を詩的と考え、何をプロゼックと思惟するだろうか....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
的イメージを伴って来るので、いつの間にか専門的ではあるが併し一種の普通語と同じ言
語意識機能を帯びて来るからであって、而も他の科学――実証科学――の場合にはその術....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
人の眉目の形容と兼ねて、日まさに暮れんとする長安の黄昏《たそがれ》を歌いました、
語意相関にして着筆霊妙というところなのです」 「私には、あの詩が充分にわかっては....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
そのなかで「瑞典のパンテオン」と呼ばれる、リダルホルムス教会――|騎士の島という
語意だが――この歴代の王様を祀ってある壮麗な拝殿の内部、古い木の尖塔の反対側の角....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ょっと道くさを食べる。 いま言った町の名だが、このモンテイロというのは主馬頭の
語意だ。すなわち、いつの世かこの町のこの家に、時の王に仕侍する主馬頭が住んでいた....
「七重文化の都市」より 著者:野上豊一郎
として残ってる区域で、エジプトの回教化はその時代から間断なく行われた。フスタトの
語意についてはいろんな説があるが、ローマ人がバビロンの城砦に外濠を繞らしてフォサ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
は「――ばさらに遊ぼう」「ばさらに舞え」「世の中ばさらに送らいでは」などと、その
語意、その場合も、さまざまにつかいわけられている。 むかし山門の法師間には“六....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
にもならぬかたい小説などを書くつもりはいささかもない。 終りに。「太平」という
語意は、古来どうも、乱世の反語に使われて来たようである。いわば平和の曙を待つ、庶....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
口によればそう考えられる。 余談のまた余談にわたるが。 古語の“女房”という
語意は、女の住む室という総称である。この語には多分に一夫多妻制のにおいがありはし....
「柳生月影抄」より 著者:吉川英治
度という程しか屋敷へは戻って来なかった。 我昔所造諸悪業 皆由無始|貪瞋癡 従身
語意|之所生 一切我今皆懺悔 ――右門は今、無縁の石に向って、掌をあわせながら....