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誠直
「誠直〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
誠直の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
であった。それをクリストフは通俗|叢書《そうしょ》の中で読んだことがあって、その
誠直さを愛してるのだった。ことに二人の詩人は、兄弟のように親しく思われた。二人と....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ときには、彼女はやさしくなって彼の情愛をそそるような態度をとった。彼女はもっとも
誠直な女だった。しかしもっとも
誠直な女のうちにも、時とすると小娘の性質が現われて....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ちに述べたことである。およそ人はいかに誠実であり公明であり純潔であっても、皆その
誠直の上には少なくとも罪なきわずかな虚言の一片くらいは有するものである。が彼女に....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
などということはないでしょうね。」
槍騎兵《そうきへい》は凶賊カルトゥーシュが
誠直だと言ってほめられたような満足の渋面をした。
そういう対話が行なわれた日の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
十八世紀の末葉においておそらく全ヨーロッパに切迫していたこの危急を、あの広大なる
誠直の行為たるフランス大革命は、一挙に断ち切ったのである。
剣を装ったる理想に....