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「誤読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

誤読の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
阿部定という女」より 著者:坂口安吾
それでは魂の平衡は在り得ず、健全な精神生活も在り得ない。 私の文学の真意は多く誤読されていると思いますが、私は然しこの過渡期には、まだまだ絶望はしていません。....
白井明先生に捧ぐる言葉」より 著者:坂口安吾
ても、その反語にこもる正しい意味を理解し得ずに、軽率な判読断定を下すから、読者に誤読のお手本を与えているようなものである。 本名では愚かしいソラゴトしか書けず....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
好感が持たれる。殊にこの『正法眼蔵』は和文で物してある。われわれに取っては漢文を誤読するような過をせずに済む。それが先ずありがたい。ずっと前に読んで、まだ頭に残....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
も読まずに、途中の一行だけをその前後から切り離してとりだしてインネンをつけたり、誤読を基にして悪口雑言を浴せたりなさる。 今回の場合、宮本竹蔵先生のお叱りを蒙....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、火星は支那では何というかと調べて見ましたところ、※惑(ケイコク、よくケイワクと誤読するものと言海にも国語大字典にもあります)というのだとあります。支那の学生辞....
皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
らの事であるか知らないが、勿論最近の事であろうと思う。皇海が何かの原因でスカイと誤読されてそのまま通用するようになったものであろう。皇は「すめ、すめら」と読むか....