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誦文
「誦文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
誦文の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
の十月に眠るが如く此世を去ったが、其の四十九日に当って、道長が布施を為し、其|諷
誦文を大江匡衡が作っている。そして其請状は寂照が記している。それは今に存している....
「とと屋禅譚」より 著者:岡本かの子
は上り框に腰かけて、何の恥らう様子も無く、悪びれた態度もなく、大声をあげて食前の
誦文を唱え、それから悠々と箸を執った。その自然の態度を見入って居た女は何を感じた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
か。それに心をくだいていたあとがみえる。 たとえば、妙恵の追善にしても、その諷
誦文(悼辞)は、自身が親しく筆をとっていた。その文は「歴代鎮西要略」にあるが、こ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
経文を唱える「唱門師」説、また『閑田耕筆』の「唱文師」説を排して、『峯相記』の「
誦文の法師」の説に賛意を表しておられるのである。 右はただ自分の心覚えまでに、....