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読会
「読会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
読会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ですから……」「結構で」と油を注《さ》す。「同志だけがよりましてせんだってから朗
読会というのを組織しまして、毎月一回会合してこの方面の研究をこれから続けたいつも....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
を賛成した人々の中には加藤弘之博士、富井政章博士、村田保君等の諸君があった。第二
読会において延期派の小沢武雄君の発議により、前記の原案に「但シ修正ヲ終リタルモノ....
「舗道」より 著者:宮本百合子
をひろげ読んでいた。 柳が発起して××○○会社に働いてる女事務員の一部が雑誌購
読会をもっていた。一冊分の会費を払えば順ぐりいろんな雑誌がよめるのでみんなによろ....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
ーロッパ各国文学古典の価値あるものから現代の作品までを廉価版にして出した。詩の朗
読会、作品朗
読会はモスクワなどでは一週間に一度ぐらいずつの割合できっとどこかのク....
「バルザックに対する評価」より 著者:宮本百合子
これこそ「民衆と諸王との祈祷書」になり得る作品であると信じ、両親や友達を集め、朗
読会を催した。彼が数ヵ月の間、部屋も出ず、レモン水と堅パンとで暮しながら書き上げ....
「女性の歴史の七十四年」より 著者:宮本百合子
。 学校の寄宿舎生の間に、自分たちで組織している物資融通機関のようなものや、輪
読会のようなものや、級自治会のようなものはあるのだろうか。自分たちの生活の必要に....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
帆村はジェスチュア交りで、一語一句をハッキリ読みあげていった。彼は昔、脚本朗
読会に加わっていたことがあったとかで、なかなかうまいものだった。 一座はシーン....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
わけは、杜先生こそ、理学部出とはいうものの、学生時代には校内の演劇研究会や脚本朗
読会のメムバーとして活躍した人であったから、その素人ばなれのした実力がものをいっ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
に大切な(?)先輩と云わねばならぬ。 帰朝者の彼を取りまいてアリストテレスの講
読会が始まった。私もそこへ顔を出した。この会合には三木にとっては或る特別な意味が....
「久坂葉子の誕生と死亡」より 著者:久坂葉子
うむつかしい問題で作曲を断念した。久坂葉子は、病気以後、わずかに活躍した。詩の朗
読会なるものをおっぱじめ、それは、失敗に終ったけれど、一カ月の間はいそがしく専念....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
。けれど、うわおいぐつは、それなり病院にのこっていました。 四 一大事 朗
読会の番組 世にもめずらしい旅 コペンハーゲンに生まれたものなら、たれでもその....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
ッケンズは妻のキャサリンと遂に合意の別居をすることとなり、また同年から彼の自作朗
読会を始めたので、その年もその制作に没頭することが出来ず、翌五九年の三月に至って....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
も淡く」と評し去ったが、夢ではなく、現実であった。即ち晩香は小田原に於ける漢文素
読会を生んだ。固より私を中心としての学生会であるから、私は生みの親であるが、晩香....
「道」より 著者:織田作之助
戯曲を上演して貰いたいと思っていたその友田が死んだのだ。高等学校にいた頃、脚本朗
読会をやってわざわざ友田恭助を東京から呼び、佐伯は女役になってしきりにへんな声を....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
学校は三高、山本修二先生、伊吹武彦先生など劇に関係のある先生がいて、一緒に脚本朗
読会をやって変な声をだしていた。そういう関係から劇に志したのには無論違いないだろ....