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「読史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

読史の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
はその賞梁田に及ばなかった。賞与の末に於てさえ人の軽重を見るを誤らなかった。 『読史余論』の著者新井白石が、そのなかで信長成功の理由を色々挙げたうちに、 応仁の....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
見ゆ。 次に新井白石は、一銭を盗めるものをも死刑に処することであるとして、「読史余論」の中に次の如くに述べている。 此人(豊臣秀吉)軍法に因て一銭切といふ....
甲賀三郎氏に答う」より 著者:夢野久作
るべく役立ちつつ今日に及んで来ている状態は、五・一五事件の当事者ならずとも心ある読史家の斉しく認めているところであろう。 大化の革新、源平の争、応仁の乱の例を....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
る蝦夷の日高見国をも、当時の蝦夷蟠居の域なる北上川下流地方に擬定せるなり(拙著『読史百話』所載「日高見国と日高見川」参照)。されば、平安朝以後の人士はもちろん、....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
解せられよう。 そのほかにも安倍氏が夷種であったことの証拠は多く、かつて自著『読史百話』においてこれを述べ、後に『国学院雑誌』上の弁駁に対して、同誌第十九巻第....
西航日録」より 著者:井上円了
ウィッテンベルクに至り、ルターの遺跡および遺物を拝観し、大いに感ずるところあり。読史曾驚革命初、憤然焼棄法王書、今人追慕翁余徳、此地猶存旧草廬。 (歴史を読んで....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
なく、牛若の成人まで留めておいたという点には、不審がある。考えてみたい問題だし、読史のおもしろさだが、そんな深入りすると、ついにこの「新・平家」も、北は青森県か....
編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
中古以来の賤民の事について、お恥しながらすこぶる無知識であった。明治四十五年に「読史百話」を発行して、その中に犬神人の事に関し、とんでもない間違いを書いて、やは....