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「読師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

読師の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
礼盤《らいばん》を中に挟《はさ》みながら、見るも眩《まばゆ》い宝蓋の下に、講師|読師《とくし》の高座がございましたが、供養《くよう》の式に連っている何十人かの僧....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ど降矢木の三事件と同じ形で絶滅されてしまったのだ。その最初のものは、宮廷詩文正朗読師の主キューダビイが、出仕しようとした朝だった。当時不貞の噂が高かった妻のアン....
南国太平記」より 著者:直木三十五
鮫島誠蔵(後の尚信、フランス公使) 右文学研究の事 医師開成所句読師 田中静州 右医学研究の事 医師 中村宗見(後の博愛、....
京都学校の記」より 著者:福沢諭吉
五人ずつ、この講堂に出でて教を受く。 一所の小学校に、筆道師《ひつどうし》・句読師《くとうし》・算術師、各一人、助教の数は生徒の多寡にしたがって一様ならず、あ....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
が楽人・勅使・諸大夫等の席になっている。天平の時には開眼師・菩提僧正以下、講師・読師が輿に乗り白蓋をさして入り来たり、「堂幄」に着すとある。また衆僧・沙弥南門よ....