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誰の人
「誰の人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
ぞ嬉しい。 かくてぞ漸くに暮れ行く空の、コバルトの色|黯みて、やがて暗く、かは
誰の人顔も定かならぬ折柄、椽近く座を占めて仰ぐ軒端に、さり気ない釣忍の振舞いもな....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
を走りぬけ、どこへともなく急ぎに急いだ。 虎口をのがれたお綱と万吉も、それが、
誰の人数か、提灯の印が何かも気がつかずに、一本道のつづく限り、その人々の中にまぎ....