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課外
「課外〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
課外の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今朝の雪」より 著者:宮本百合子
時代、峯子は級の委員をして二年上級のとき子と知りあった。その時分から、とき子は、
課外のタイプを熱心にやっていて、夜は速記を勉強しに神田の方へ通っていた。そして、....
「道標」より 著者:宮本百合子
ソックスをはいて行って、ひどくマ・スールに怒られ、早びけして来たことなどあった。
課外のピアノ教授を申しこんでも、つや子の番はとばされて、あとからたのんだ女の子が....
「弟子の心」より 著者:宮本百合子
、時を惜まず、箇人的な質問に応じられたことでも明であった。 学課についてでも、
課外の読書に関してでも、或はもっとプライヴェートな相談でも、他に障害を来さない程....
「時代と人々」より 著者:宮本百合子
。その頃はもう「白樺」の影響とトルストーイの作品が私の成長の糧で、千葉先生には、
課外の読書のことで放課後、たまに三十分ぐらい話を伺うようになった。 先生は、い....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に立至りました。 与八の私塾には、塾長先生の講話のほかに、近村の古老を迎えての
課外講話がありました。近村の古老篤行家を迎えて、次第次第に殖えてゆく子供たちのた....
「人の国」より 著者:豊島与志雄
、きらきらとした街路の燈火を、ぼんやり窓の外に見やっていった。そして頭の中では、
課外講演といった風の形式ででもよいから、その大研究の片鱗だけでも学生に聞かしてく....
「私の先生」より 著者:林芙美子
、国語作文のほかに、珠算を時々教えていられたのだが尾道と云う町が商業都市なので、
課外にこの珠算はどうしてもしなければならなかった。私の組で珠算のきらいなのは、私....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
オペラやキネマへ入浸ると同様に盛んに寄席へ通ったもので、寄席芸人の物真似は書生の
課外レスンの一つであった。二葉亭もまた無二の寄席党で、語学校の寄宿舎にいた頃は神....
「新童話論」より 著者:小川未明
特種的なる経験と一致するや否やを考究するには至らないのであります。 それ故に、
課外の情操教育や、乃至人格を造る上に役立つ教化は学校教育と併行して奨励されなけれ....