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「調味料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

調味料の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金銭無情」より 著者:坂口安吾
くことができた。 ★ ヤリクリ苦面してアルコール類、食料、調味料をとゝのへて、釘づけの店の扉をあける。更生開店、しかしお衣ちやんを店へさら....
織田信長」より 著者:坂口安吾
体一ヶ月に十三石ぐらいであった。十三石の半分を朝廷で細々とたべる。半分を副食物や調味料にかえる。信長が衰微を救ったという。救われて、ようやく、これぐらいのもので....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
が、石器時代は貝塚とか云って、物をナマで食べていやしませんか。まア我々の食べ物は調味料もなし、豚のエサで、石器時代以下かも知れませんが、あのころは、また、穴居と....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、よし、やろう、というので、これをお好み焼きにしたことがある。臭い物だよ。特別な調味料で、特別な料理法があるのであろう。しかし、よろこんで食った豪傑もいた。私は....
すっぽん」より 著者:佐藤垢石
主人に説を聞くと、このすっぽんは豊前国|駅館川の産で、煮るとき塩と醤油の他、何の調味料も加えなかったのであるという。むべなるかな、この旨味こそ真に烹調の理によっ....
美味い豆腐の話」より 著者:北大路魯山人
豆腐には、敷いた昆布の味がついているから、おのずから味の調節がつく。なるべく化学調味料は加えないほうがいい。 一、豆腐(前記の通り) なお、もともと東京人は美....
衰えてきた日本料理は救わねばならぬ」より 著者:北大路魯山人
でも実物を見てから選択しますと、同じ値段で幾層倍もいいものを買うことが出来ます。調味料もまた鑑定の必要があります。ただかつおぶし何匁とか、昆布何枚とかいうのでは....
世界の「料理王逝く」ということから」より 著者:北大路魯山人
きな働きをするのでなく、天然の味を生かして味わうことが根本的となるわけだ。複雑な調味料や複雑な調理法は、日本料理に無用な場合が多い。 こういうと、きわめて日本....
筆にも口にもつくす」より 著者:北大路魯山人
も、真心さえあれば水くさくともいいというものではない。味をよく、そこにひとさじの調味料を使うということは、よりおいしく食べさせようという真心のあらわれだ」 「先....
若鮎の気品を食う」より 著者:北大路魯山人
合わせの味噌をつけて焼くのは、田舎らしい風情があってうれしいが、料理屋が気取って調味料で味をつけた味噌などを、お体裁本位につけて出すのは面白くない。味噌にかつお....
昆布とろの吸い物」より 著者:北大路魯山人
ある。 さて昆布とろをぞんざいにやる時だったら、椀の中にとろろ昆布を入れ、化学調味料でも少し入れ、醤油を加え、それに熱湯をさすだけでできるのであるが、それでは....
納豆の茶漬け」より 著者:北大路魯山人
は、はじめから醤油を余計まぜた方がいい。元来、いい味わいを持つ納豆に対して、化学調味料を加えたりするのは好ましいやり方ではない。そうして飯の中に入れる納豆の量は....
味を知るもの鮮し」より 著者:北大路魯山人
美味なる魚介を持ち、数千の美菜を産している有難い国である。鮮度に注意すれば、化学調味料などに意を用いる必要はない。 日本の山海は、美菜美魚に恵まれすぎている。....
日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
かつての文藝春秋社の催した食物についての座談会の席上、私たちに向かい、「日本には調味料、補助味の類が、ほとんど発明されていない」と言って、さも見くびったように慨....
料理の妙味」より 著者:北大路魯山人
助材料であって、これらの味付けでなにかを美味く食うものと考えてはまちがいである。調味料は以上列記したものを数えてみても、十種にはならないかぎられた少数である。と....