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「調庸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

調庸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
階を進めて天下に大赦し、……天平二十一年を改めて天平感寶元年となし、……陸奥国の調庸を免ぜらるること三年、小田郡は永免となり、其の年の天下の田租を免ぜられ、獲金....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
、農業の代りに木材の扱いに慣れていたが為に、その慣れた木工の業を以て賦役に当て、調庸の代りに工として京都へ番上したのであった。しかるにその飛騨の山国へもだんだん....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
頃年頻りに不登に遭ひ、憂ひ荒飢に在り。若し優恤せずんば、民夷和し難し、望み請ふ、調庸二年を復して、将に弊民を休めん。 これに対して勅して一年の復を賜い、不動穀....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
すこぶる久しく、彼らはそれぞれ縄張りを構えて、その縄張内の浮浪人を雑役に駆使し、調庸を徴乞したとある。すなわちその縄張内で生活の道を求めんとするものは、必ずその....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
の加賀国)に修行した時に、その地の浮浪人の長が、縄張り内の浮浪人から雑徭を徴し、調庸を取り立つるの例によって、これを責めさいなんだがために、優婆塞の大神呪にかか....