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請判
「請判〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請判の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
、しばらく正太は切出しかねていた。金の話であった。郷里に居る正太の知人で、叔父の
請判があらば、貸出しそうなものが有る。商法の資本として、二千円ばかり借りて来たい....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
たね、実はね關善か鈴木屋か二人の中誰でも宜いから金を受取り、私の身を渡したと云う
請判が有れば宜いんだがね……三文判でも構やアしないが、男の手でなければいけないの....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ました」 「じゃあ、その方は、きまったんだな」 「町名主と、町内の五人組の衆が、
請判を捺してくれさえすればいいことになっております」 「そうか。はははは。おれも....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
「婆さん。――使い屋は」 「土間で請状を待っておりますがの」 「そうそう。あい、
請判を。……どうも、ご苦労さんよ」 商人らしく、こう
請判と一しょに、飛脚屋の手....