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請取る
「請取る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請取るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖僧記」より 著者:泉鏡花
、強ち人の憐愍を乞わず、かつて米銭の恵与を強いしことなし。喜捨する者あれば鷹揚に
請取ること、あたかも上人が檀越の布施を納むるが如き勿体振りなり。 人もしその倨....
「探偵小説アルセーヌ・ルパン」より 著者:婦人文化研究会
ったか?』 『昨日十五万フラン、今日は私の居ない間に二十万フラン。あとは今週中に
請取ることになっています。』 『驚いたなア。』 『私のいない時に勘定をしています....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
来やした故、家の事を家の奉公人がするのは当然でがんすから、どうか二十両という金を
請取る訳はがんしねえから貰われやしねえ、駄目でござりやす」 善「折角仰しゃる事だ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
て寄稿した小説が頗る意に満たないツマラヌ作であるを頻りに慚愧しながらも、原稿料を
請取ると大いに満足して直ぐ何処へか旅行しようと得意になる心のさもしさを賤んじて日....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ピンビタンの役所に着いて二通の中の一通を渡し、そして一通のシナ文字で書いた書面を
請取る訳なんです。ところが午後の一時半頃になって参ったものですから案のごとくくれ....