請合う[語句情報] » 請合う

「請合う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

請合うの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
って、おふくろの命は屹と人参で取留められるでしょうかと聞きますと、十に九つまでは請合うと桂斎先生が答えたそうです。おつねは喜んで帰って来て、弟にその話をすると、....
」より 著者:島崎藤村
いし、御友達と一緒に貝を拾って、大騒ぎするような時でしたがね――あの娘なら、私が請合う」 「それに、大島先生があの娘の家へ行って泊ってたことも有るそうだ」と復た....
四日間」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
まい?」 「何を云う? そげな事あッて好もんか! 骨に故障が有るちゅうじゃなし、請合うて助かる。貴様は仕合ぞ、命を拾うたちゅうもんじゃぞ! 骨にも動脈にも触れち....
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
ッハこいつあイヨイヨ傑作だ。二階の婦人専門のサルーンに出れば、最低千円のチップは請合うと云うのか。いかにも読めたわい。王公一目で君のスタイルに参ったんだね。学生....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
の増す事が有るかも知れませんよ」 又「婆アの云う事は採りあげられんが、藤助|確と請合うか」 藤「それは義理人情で、慥にそれは是非小増さんがねえ」 又「然らば宜し....
小春の狐」より 著者:泉鏡花
んだ処が。」 「ああ、御免なさい。堪忍して……映すと狐になりますから。」 「私が請合う、大丈夫だ。」 「まあ。」 「ね、そのままの細い翡翠じゃあないか。琅※の珠....
縁結び」より 著者:泉鏡花
君さん、母様の顔が見えたでしょう、見えたでしょう。一心におなんなさい、私がきっと請合う、きっと見える。可哀相に、名、名も知らんのか。」 と云って、ぶるぶると震....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
さねえでも死んじまわあな、今のうちに放してやってくんな、お前さんの身上は、わしが請合うよ。いや、請合うまでのことはねえのだ、仙台の方でも、今じゃあ表向、お前さん....
」より 著者:岡本綺堂
のか、料って食うのよ。」 「そんな大きいの、うまいかしら。」 「うまいよ。おれが請合う。」 女は町内に住む文字友という常磐津の師匠で、道楽者の弥三郎はふだんか....
おせん」より 著者:邦枝完二
だけでも。……」 「折角だが、お断りしやすよ。あっしゃァお前さんから、この人形を請合う時、どんな約束をしたかはっきり覚えていなさろう。――のうおせんちゃん。あの....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
「舅御さまも、丈助を家来とは思われんくらいと仰しゃるほど辛抱人に成った事は、私が請合うから、何うか堪忍してやっておくれ」 しの「はい、汝は本当に辛抱人に成ったか....