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請状
「請状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請状の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
とには、助郷総代としても一同の不平をなだめる言葉がない。今度という今度は、容易に
請状も出しかねるというのが助郷側の言い分である。 「いや、大やかまし。」と得右衛....
「一九四七・八年の文壇」より 著者:宮本百合子
する国際的組織です。 去る十二月二十日に行われた東京ユネスコ協力会発起人会で招
請状を出した新居格氏は、ユネスコの本質上この会は会員の純潔な良心に期待しなければ....
「連環記」より 著者:幸田露伴
の四十九日に当って、道長が布施を為し、其|諷誦文を大江匡衡が作っている。そして其
請状は寂照が記している。それは今に存しているが、匡衡の文の日付は長保四年十二月九....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
の仕着を雇主より与える物でございます。これは機織女を雇入れます時に、主人方へ雇人
請状を出しますので、若い方が機に光沢が有ってよいと云うので、十四五か十七八あたり....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
と言ってくれ。ともかくも言ってくれ、後で解る事だから頼む、後生だから。」 魂の
請状を取ろうとするのでありますから、その掛引は難かしい、無暗と強いられて篠田は夢....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ったが、あわてて自身、梯子段を降りて行った。 「婆さん。――使い屋は」 「土間で
請状を待っておりますがの」 「そうそう。あい、請判を。……どうも、ご苦労さんよ」....