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請託
「請託〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
請託の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
年|合祀《ごうし》を強行して、いわゆる基本財産の多寡を標準とし、賄贈《わいぞう》
請託を魂胆《こんたん》とし、邦家発達の次第を攷《かんが》うるに大必要なる古社を滅....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
あった。時世は全く廃頽期に属し、下剋上の悪風潮が、あらゆる階級を毒していた。賄賂
請託が横行し、物価が非常に高かった。武士も町人も奢侈に耽った。初鰹一尾に一両を投....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
代の子で、形を変えた大久保彦左衛門、まずそういった人物であった。 賄賂も取れば
請託も受けた。その代わり自分でも施しをした。顕職を得たいと思う者が、押すな押すな....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
によって、一種の閨閥を形成くった。――というのが理由の一つでもあった。
で賄賂
請託が到る所から到来した。それに密かに佐渡の金山の、山役人と結托をしていた。で美....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
りしてしまった。 農林省の下級技官だったツレアイを課長の椅子におしあげるまで、
請託や、贈物や、ザンソや、裏口の訪問や、そういう、うしろ暗いことを十何年もやった....