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「請負う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

請負うの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
であったものが、大量生産の「数でコナス」という通則で、一冊八銭若しくは十二三銭で請負う事になったのである、それがため従来一時間に五十部仕上げて居たものが、百部も....
石狩川」より 著者:本庄陸男
見ながら彼は凝然としていた。第一は、目下の食糧購入費を得るために、『税庫建築』を請負うこと。第二には、今後の『開墾資金』として相当額の金子の貸付けを開拓使に承諾....
牡丹」より 著者:宮本百合子
みついているのであった。 五年前、桜が咲きかける時分石川は予期しない建築を一つ請負うことになった。十五日の休みで、彼は家にいた。裏のポンプのところで、下駄屋の....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
動等はもとより、各国に潜入して、悪思想の宣伝、革命等のあらゆる政治的の陰険手段を請負うに足る、恐るべき組織を完備するに至りました。 この団体の首領は名をウルス....
雪の夜」より 著者:織田作之助
と胸が高まって、郵便局の貯金をすっかりおろしていることなど、忘れたかった。印刷を請負うのにも、近頃は前金をとり、不意の活字は同業者のところへ借りに走っていた。仕....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
で、人を御すのが上手、町人になって、屋根|請負いを始め、やがて、諸侯の普請人足を請負うようになり、また、土地の売買をやったりして、今では懐手をして「親分」という....