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「諏訪三郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諏訪三郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
波羅が発した飛馬は、すでに事を鎌倉表に報じており、幕府は即刻、工藤右衛門|次郎、諏訪三郎兵衛の両使を、都へ急派した。 それの着京が、十月一日。 なおこの頃ま....
私本太平記」より 著者:吉川英治
かった。 俊基の身は、さきに本庄鬼六の手で六波羅から護送され、この鎌倉表では、諏訪三郎盛高の門へ、きびしく預けられていた。 彼のその牢愁も、いつか七十余日で....
私本太平記」より 著者:吉川英治
うが、弟の亀寿は、たれの手にまかせたことか」 「噂では、ご舎弟|泰家さまの郎党、諏訪三郎と申すものが、まだ火のまわらぬうち、亀寿さまを負うて、鶴ヶ岡の峰ふかく逃....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「それはそうだ。先代軍などは、はや一ト村雨の露とどこかへ消えてしまった。女の兄の諏訪三郎なども生きてはおるまい。不愍といえば、不愍な女」 「この明け方も、いちど....