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諒
「諒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
.12 0.430 スウェデンボルクの著述中には概して我々今日の科学者には
諒解し難いような晦渋曖昧な点が甚だ多い。彼は自分の書いていることを十分によく考え....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
な点でありますから、聡明な日本民族も漢民族も、もう間もなく大勢を達観して、心から
諒解するようになるだろうと思います。 もう一つ大英帝国というブロックが現実には....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
けだってわなわなする。おとよも同じように身顫いが出る。這般の消息は解し得る人の推
諒に任せる。 「寒いことねい」 「待ったでしょう」 おとよはそっと枝折戸に鍵を....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ものである事や、空襲下の平磯からようやく開通の列車で帰って来たことなどを話して、
諒解して貰った。 ◯中小都市の爆撃が始まり、猖獗を極めている。そのさきがけは、五....
「海底大陸」より 著者:海野十三
なった。 エバン船長は、けげんな顔だ。 「スミスさん、この、なぞのような文句を
諒解することができないが、どうもこれはうっかり進めないらしいよ」 スミス警部は....
「火星探険」より 著者:海野十三
いる資源を融通しあうこと、もう一つ両者の間に文化学術の交流を行うことについて一応
諒解が成立した。これは博士にとっても意外な大きな収穫だった。博士が火星航空路に成....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
したが、行員は、 「誰方にも、只今、一日五千フラン限りとなっていますので、事情御
諒承ねがいます」 といった。彼は、それならばというので、請求書を五千フランに書....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
か君に話したいと思い、わしはすでに司令官のおゆるしを得てあったのだ。司令官もよく
諒解せられ、明日にでもなったら、頃を見て話をしてやれといわれた。――なあ、長谷部....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
う、一点似た釘も見当りません。――唯今……要求しますのは、その後の決心である事を
諒として下さいまし。縫もよくこの意を体して、三年の間、昼夜を分かず、的を射る修錬....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
を掛けている。 「ええ、大割引で勉強をしとるです。で、その、ちょっとあらかじめ御
諒解を得ておきたいのですが、お客様が小人数で、車台が透いております場合は、途中、....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
である。その性質上経済的には最も困難多きこの事業にあえて当たらんとする吾人の志を
諒として、その達成のため世の読書子とのうるわしき共同を期待する。 昭和二年七月....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
なお、私としていま一つの不満は、このような実際運動の賛否について、事前に何らの
諒解を求められなかつたということである。 しかし、これも今となつては騒ぐほうが....
「北斗帖」より 著者:違星北斗
流し 平取橋の長きを渡る 崩御の報二日も経ってやっと聞く 此の山中のコタンの驚き
諒闇の正月なれば喪旗を吹く 風も力のなき如く見ゆ 勅題も今は悲しき極みなれ 昭和....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
断に出でたらば、世間においても真実、天下の為めに一身を犠牲にしたるその苦衷苦節を
諒して、一点の非難を挟むものなかるべし。 すなわち徳川家が七十万石の新封を得て....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
んと欲したりや」という論文を出した。結局オランダを蹂躙するのではなく、オランダと
諒解の上と釈明せんとするのである。 ところが一九二二年モルトケ大将の細君がモル....