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諒解
「諒解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諒解の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
と目に見える派手な事件でも、起こって呉《く》れなくちゃ、僕には異常現象たることが
諒解できない。ああ、とにかく草臥《くたび》れたよ。外へ出て、冷い潮風に当たって来....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
.12 0.430 スウェデンボルクの著述中には概して我々今日の科学者には
諒解し難いような晦渋曖昧な点が甚だ多い。彼は自分の書いていることを十分によく考え....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
な点でありますから、聡明な日本民族も漢民族も、もう間もなく大勢を達観して、心から
諒解するようになるだろうと思います。 もう一つ大英帝国というブロックが現実には....
「蠅男」より 著者:海野十三
杖をふりあげて、いまいましそうにうちふった。 正木署長はドクトルに事情を話して
諒解を乞うた上で、なおドクトルが夜の動物園で何をしていたのかを鄭重に質問した。 ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ものである事や、空襲下の平磯からようやく開通の列車で帰って来たことなどを話して、
諒解して貰った。 ◯中小都市の爆撃が始まり、猖獗を極めている。そのさきがけは、五....
「海底大陸」より 著者:海野十三
なった。 エバン船長は、けげんな顔だ。 「スミスさん、この、なぞのような文句を
諒解することができないが、どうもこれはうっかり進めないらしいよ」 スミス警部は....
「火星探険」より 著者:海野十三
いる資源を融通しあうこと、もう一つ両者の間に文化学術の交流を行うことについて一応
諒解が成立した。これは博士にとっても意外な大きな収穫だった。博士が火星航空路に成....
「見えざる敵」より 著者:海野十三
方を見る者がなかった。 「変だなア。なぜ、こっちを見てくれないんだろう」 彼は
諒解に苦しんだ。彼の鼻の先に男や女がとおるのである。それにも拘らず、誰もこっちを....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
て、(おい、こっちへ寄ってこい) と、合図をした。 モグラ下士は、その合図を
諒解して、相手の怪人たちに知られないように、おそるおそる、中尉の方へ匐っていった....
「地球要塞」より 著者:海野十三
て赤外線望遠鏡をのぞいた。そしてようやく、本艇の付近で今、何事が起りつつあるかを
諒解《りょうかい》した。いや、たいへんである。いつの間にか、わが艇の胴のまわりに....
「火薬船」より 著者:海野十三
きず、くすぐったいかおをして唇をかんでいる。臨検隊員は、少尉の言葉のいみをやっと
諒解して、ものめずらしげに一同のかおを端から端へいくどもじろじろとながめやる。向....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
か君に話したいと思い、わしはすでに司令官のおゆるしを得てあったのだ。司令官もよく
諒解せられ、明日にでもなったら、頃を見て話をしてやれといわれた。――なあ、長谷部....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
を掛けている。 「ええ、大割引で勉強をしとるです。で、その、ちょっとあらかじめ御
諒解を得ておきたいのですが、お客様が小人数で、車台が透いております場合は、途中、....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
なお、私としていま一つの不満は、このような実際運動の賛否について、事前に何らの
諒解を求められなかつたということである。 しかし、これも今となつては騒ぐほうが....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
んと欲したりや」という論文を出した。結局オランダを蹂躙するのではなく、オランダと
諒解の上と釈明せんとするのである。 ところが一九二二年モルトケ大将の細君がモル....