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「論壇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

論壇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
第一 民権論派 道理を証明して人心を教化するところの学者はすでに政論壇上を退きたり。政論の事ついに慷慨志士の社会に移りたるはこれを第二期政論派の特....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ないのだという風な混乱にも陥ったのだろう。 そこで、文芸時評も社会時評も、また論壇時評も、実は一つのようなものであっていい、というような見方が段々起きて来つつ....
読書法」より 著者:戸坂潤
として相当有名な人物だ。同時に彼は大変な不平家である。自分が訳す本は世間でも文壇論壇でもあまり注目しない、何という莫迦ばかりの世の中だろうというのだ。最近彼の選....
新年号の『文学評論』その他」より 著者:宮本百合子
のではあるまいか。『知識』が、各誌共通のトピックのほかに内容の多様性を求めて一頁論壇、谷崎潤一郎の文章読本の短い批評、宗教についての記事などを広汎にのせているこ....
新しい卒業生の皆さんへ」より 著者:宮本百合子
非常に大きく発揮されます。 皆さまも御覧でしょうが三月二十五日の婦人民主新聞の論壇に「新帰朝者の言葉」という文章がありました。筆者の矢田喜美子という方は、どな....
信義について」より 著者:宮本百合子
一種調子の高いジェスチュアをも加えて文章を進めているのであった。「マルクス主義は論壇で原稿稼ぎに使われるような、そんな生やさしいものではないのである。その理論の....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
うまでもなくそれ自身としてはブルジョアジーのものである処の、わが国に於ける文壇や論壇、又学壇をさえ一貫して、マルクス主義的・社会科学的・認識が今日では可なりよく....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
とインテリ階級説 ――所謂「知識階級論」に対して 日本の文壇や論壇では、最近、またまたインテリゲンチャ(俗に知識階級と呼ばれるがこの呼び方が不....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
評・批判の対象になり得なくてはならない筈だろう。最近ジャーナリズムの上で、次第に論壇の評論が行なわれるようになったが、そしてその大部分は、文芸評論の現状と同じに....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
の河上肇博士の「国家社会主義の理論的検討」(『中央公論』)である。ジャーナリズム論壇では之も不思議と、評判が悪い方だったが、私は敢えて之を力作だと考える。それは....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
が、種々様々な意味にとられて、ついに、文学一般の問題であるかのような姿を帯びて、論壇のオール・スター・キャストの入り乱れての論戦をまきおこした。 私の提出した....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
る。 丁度同時代であった。徳富蘇峰は『将来之日本』を挈げて故山から上って帝都の論壇に突入し、続いて『国民之友』を創刊して文名隆々天下を圧する勢いがあった。当時....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
。 欧州今日のヤソ教は、つらつらその実況を観察するに、到底、進んで当時の学術と論壇に理鋒を争うことあたわざるを知り、退いて道徳の孤城を守り、落日残灯の下に往時....
戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
だがそれだとすると、そういう戦争ジャーナリズムは、独立ではそんなに大きな椅子を言論壇の下に占めることは出来ない筈のものだ。 実際、日本の現在の多くの社会評論家....
日本の民衆と「日本的なるもの」」より 著者:戸坂潤
文壇と一部の評論壇では、一口で云うと「日本的なるもの」の検討が風をなしている。私がこう口を切る....