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論理学
「論理学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
論理学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
して見ていると、人間よりも高等な生き物のような気がする」 と医学生吹矢は、ふと
論理学を超越した卓抜なる所見を洩らした。 それからのちの医学生吹矢は、彼自身が....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
にツァラツストラ的な超人なんだ。この不思議な事件を、従来のようなヒルベルト以前の
論理学で説けるものじゃない。その一例があの水の跡なんだが、それを陳腐な残余法で解....
「無惨」より 著者:黒岩涙香
偵が何うだの英国の理学は斯だのと洋書を独りで読んだ様な理屈を並べるから是も得意の
論理学とか云う者で割出して見るが好いアハヽヽ何と爾では無いか」大鞆は心中に己れ見....
「かれいの贈物」より 著者:九鬼周造
はない。そうだ。こうも考えられる。 x=b b=a ∴ x=a してみると、形式
論理学で媒概念曖昧の虚偽という奴だな。bが癖ものなのだ。 敏子に送られた鰈は村上....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
人進化と社会進化。産業進化論。 独文。科学叢書。 露文。文学評論。 伊文。
論理学。 古い本を宅下げするようにして置くから、近日中にとりに来てくれ。大ぶ多....
「戦争論」より 著者:坂口安吾
戦争は人類に多くの利益をもたらしてくれた。それによって、民族や文化の交流も行われ、インドの因明がアリストテレスの
論理学となり、スピロヘーテンパリーダと共にタバコが大西洋を渡って、やがて全世界を....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
記憶す。僕はこの論戦より僕の論法を発明したり。聞説す、かのガリヴァアの著者は未だ
論理学には熟せざるも、議論は難からずと傲語せしと。思うにスヰフトも親友中には、必....
「ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
は日本支那の通弊サ、数学的観念が発達しない人間は馬鹿馬鹿しい事を考えるものだよ。
論理学なんぞは学ぶに足らないのサ、数学で沢山サ。イイカネ、「物は或勢力より追やら....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
理学、植物学、兵学などが輸入されたのであったけれども、明治の初年に至って、哲学、
論理学、心理学など、先覚者のはじめて注意するところとなって、思想界に清新の気運を....
「迷信解」より 著者:井上円了
及ばず、むしろ近世の学術上に考えて新法を作るがよろしいと考え、この主義より近世の
論理学にもとづき、『哲学うらない』と題する筮法を工夫した。されど、その法は未来の....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
なわち藤田君とともに右の両論文を熟読してみると、双方ともにその論述上に少からざる
論理学的欠陥がある。またその実物上の見解に至っては、到底「そう思う」とか、「そう....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
が入って居る。それは声明とて言語音声に関した一切の科学、医方明とて医学、因明とて
論理学、工巧明とて工学、内明とて宗教的科学及び哲学でありますけれどそれをよく取り....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
を有するものことごとくモルモンなるにあらずと。政教子曰く、車夫の言、論理に合す。
論理学命題の規則中に、主辞、賓辞を転倒するの過失を証明せり。今、モルモン宗は多妻....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
況をも聞き及び候うが、第一に文学や哲学の専門科これなく、ただアーツの科目の下にて
論理学、哲学を兼修するに過ぎず。 アーツ科(古文学、歴史学、
論理学および哲学、数....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
んでも規律を立てて遣ると、時間が儲かるよ。
まあ、わしに御相談とあれば、
最初に
論理学を聴くだね。
そこで君の精神が訓錬を受けて、
スパニアの長靴で腓腸を締め附....