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論談
「論談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
論談の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
い日はないという有様となっている。人生上のいろいろな若々しい感動、文学についての
論談やヨーロッパ文学の噂も、
論談風発という工合であったらしい。萩の舎では「ものつ....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
い澄ましたのである。 「かかる砌なれば、庵の内には昼はひねもす、一乗妙典のみ法を
論談し、夜はよもすがら、要文誦持の声のみす。……霧立ち嵐はげしき折々も、山に入り....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
て、あまねく高識な尼僧のみを集め、瑜伽大日経秘密一乗の法廓として、ひろく他宗に教
論談義を挑みかけていた。所が最近になって、この異様な神秘教団に不可解な人物が現わ....
「支那の狸汁」より 著者:佐藤垢石
をかけた。 なんだ神木君か、ほかでもないがね、今日は、これから張華のところへ、
論談の用件があって行くのだよ。馬上から狸は、反り身になって答えた。 おい貴公、....
「法然行伝」より 著者:中里介山
》が坐しつらねている。その他山門の衆徒をはじめ、見聞の人も少ない数ではなかった。
論談往復すること一日一夜である。法然は、法相、三論、華厳、法華、真言、仏心等の諸....
「死者の権利」より 著者:浜尾四郎
はなるので、よく行ったNホテルで話をしようじゃないかということに定まりました。勿
論談判さえすめば直ぐに帰る気だったのです。 われわれが着いたのは夜の七時ごろで....