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諫諍
「諫諍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諫諍の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姑と嫁について」より 著者:与謝野晶子
であろう。母を尊敬し併せて妻を愛重する文明男子がこの際に取るべき手段は、誠意ある
諫諍を敢てして、母を時代錯誤から救い出し、現代に適した賢い母たり新しい母たらしめ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
をととのえてしまいました。今の伊太夫の家では、この旅を、無用なり、危険なりとして
諫諍《かんそう》するほどのものはありません。よし、あったとしたところで、与八と同....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
骨を砕いて粉となし、これを山中に散ずべく命じ給うた。これに対して中納言藤原吉野は
諫諍を試みたが、その説容れられず、いよいよ御葬式に際しては、遺詔の如く荼毘に附し....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
帝王の迹《あと》にあらず、我国上古より山陵を起さざるは、未だ聞かざる所である』と
諫諍を試みたが、遂に容れられずして上皇の遺勅の如く、大原野西山の嶺上にて散らし奉....