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諭告
「諭告〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諭告の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
の中に立った。そこここに貼付《てんぷ》された三色旗の印刷してある動員令、大統領の
諭告《ゆこく》、貨物輸出の禁止令などを読もうとする人達が、今まで鳴《なり》を潜め....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
よと命じる文部大臣。ラジオが途切れる間の沈黙にも耐えないという風で、次から次へ、
諭告は、ひろ子達のいる田舎の町に鳴りつづけた。どの家でも熱心に、ラジオをかけっぱ....
「空襲警報」より 著者:海野十三
約二時間以内に帝都上空に現れるものと見られます。あッ……、ただ今、防衛司令官から
諭告が発せられる模様であります。……香取閣下を御紹介いたします」 それにつづい....
「小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
メシ、ニシメと記したるを見ず。今このめしの字は俗なるゆえメシと改むべしなど国中に
諭告《ゆこく》するも、決して人力の及ぶべき所に非ず。 さればここに小学の生徒あ....
「三国志」より 著者:吉川英治
開いて江上へ溢れだすのもあった。 生捕りは無数といってよい。例によってこれには
諭告を与え仁を施し、さて、城中の重宝を開いて、これをことごとく、三軍に頒け与えた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
使ノ庁から、烏丸殿の手へひき渡された。「……以後は、ご注意ください」という内々な
諭告のもとに。 が、このことがあってから、ふたりの恋は、あらわに、人の口端にの....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と、それに達し、 「頼遠を出せ。頼遠一人だに出京して来れば相すむものを」 と、
諭告した。 おそらく一族兄弟に諭されたあげくであろう。十一月の末、頼遠は軍兵を....