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諸作
「諸作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸作の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
生門」の凄惨や「地獄変」の怪美や「奉教人の死」の幻想が逸早く横切った。私はそれ等
諸作の追憶から湧き上る氏への崇拝の心を籠めて、「とにかくお体を大切になさいまし。....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、読書もなかなか捗取らず、最初からでは約ひと月を費して、五月下旬にようやく以上の
諸作を読み終りました。 そこで、いざ書くという段になって考えたのは、今までに江....
「推理小説論」より 著者:坂口安吾
事件」は落第。 個々の傑作としては、クリスチー女史、クィーン、ヴァン・ダインの
諸作は別として、「矢の家」「観光船殺人事件」「ヨット殺人事件」「赤毛のレドメイン....
「ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
んだりした。そのいずれもが次々に異った驚異と昂奮とを与えて呉れたのだった。上述の
諸作に現われたトリックや推理の過程は、私の初期の作品より引続き随所にアダプトされ....
「科学時潮」より 著者:海野十三
ころだし、それから又、外国の探偵小説|並に、地下鉄を取扱った面白い創作探偵小説が
諸作家によって生れて来ることであろうし、結構なことである。 飯粒と弁当箱 ....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
幸先よくもこの処女作は相当喝采を博したものである。 これに気を得て続々と馬琴は
諸作を発表したが、折しも京伝は転化期にあり、他に目星しい競争者もなく、文字通り彼....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
が流行したとき、それぞれ、こぞって動員されている。これは、取りも直さず、これらの
諸作家が平常の如何に関らず戦争に際して、動員され得るだけの素地を持っていたことを....
「私の探偵小説」より 著者:坂口安吾
ガサ・クリスチイ、次にヴァン・ダイン、次にクイーンというような順で、クリスチイは
諸作概して全部フェアであり、ヴァン・ダインでは、「グリーン家」が頭抜けており、ク....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
今日の発達をちゃんと予想して、小説に書いているのである。仏蘭西のユール・ベルヌの
諸作など夫れであり、日本の押川春浪の
諸作も、程度こそ幼稚ではあるが、矢張り夫れで....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
進んでかの「桐一葉」や、「孤城落月」や、「牧の方」などの史劇を発表した。これらの
諸作はすこぶる世間の注意をひいて、そのいずれかが舞台にのぼせられるような噂もきこ....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
で、読書もなかなか捗取らず、最初からでは約一月を費して、五月下旬にようやく以上の
諸作を読み終りました。 そこで、いざ書くという段になって考えたのは、今までに江....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
奔浪畳波が滔れて椿岳流の放胆な筆力が十分に現われておる。 円福寺に伝うる椿岳の
諸作の中で最も見るべきものは方丈の二階の一室の九尺二枚の大襖である。図は四条の河....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
を築いた功労者であるといわねばなるまい。どの道、春廼舎の『書生気質』や硯友社連の
諸作と比べて『浮雲』が一頭地を挺んずる新興文芸の第一の曙光であるは争う事は出来な....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
六年) ※ 舞台のための、他のすべての音楽作品にまさって、あなたの
諸作を私は高く評価致します。あなたの新作品を聴くたびごとに私は恍惚として聴き入り....
「民族の感歎」より 著者:折口信夫
多量の歌。又支那・満洲の無限につづく連作とも言うべき歌々。それから近年の北海道の
諸作。それらのものの上に通じていて、而もどうしてもはっきり顕れて来ない姿のあるこ....