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諸司
「諸司〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸司の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
がある。 監察とは何か。この役は禄もそう多くないし、位もそう高くない。しかし、
諸司諸職に関係のないものはないくらいだから、きわめて権威がある。老中はじめ三奉行....
「富貴発跡司志」より 著者:田中貢太郎
曹があって、祈願の種類に依ってそれを祷ることになっていた。祠の左右の廡下に並んだ
諸司にはそれぞれ燈火が点いて、参詣の人びとはその前へ跪いて思い思いに祈願をこめて....
「新撰組」より 著者:服部之総
れんこく》の下、私に殺害等の儀これあり、畢竟《ひっきょう》言語|壅蔽《ようへい》
諸司不行届《しょしふゆきとどき》の致す所と深く恐れ入り候次第に付、上下の情実貫通....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
大臣から、左右の近衛ノ大将、大納言、八座の公卿、七|弁の高官、五位、六位の蔵人、
諸司の宮人までが、むらがり寄って来たのである。まことに御稜威というものか。はた、....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
った筈である。そしてこれを時にトモノミヤツコと呼んだことは、「令集解」穴説に、「
諸司伴部等皆直ちに友造と称す」と云い、朱の説に、「伴部は
諸司の友之御造なり」と云....