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「諸嬢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸嬢の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
男女の交際について」より 著者:坂口安吾
きもので、その根本の確立だけが何より大事なものである。 私は先日パンパンガール諸嬢と会見座談会をやったが、彼女らは勝手に家をとびだしてきた我まゝ娘ばかりで、明....
二合五勺に関する愛国的考察」より 著者:坂口安吾
ということ、これである。 されば今日二合一勺のそのまた欠配に暴動を起さなかった諸嬢諸氏すべて偉大なる殉国者であり、その愛国の情熱はカイビャク以来のものであるこ....
伯林の降誕祭」より 著者:岡本かの子
のダンスホールで踊り明したのでしょう。)と言って椅子の背へもたれてしまいました。諸嬢と市中へ行く。世界的百貨店、ウェルトハイムの大飾窓に煌めく満天の星、神木の木....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ヌボレ屋で、箸にも棒にもかからぬという鼻もちならぬバカである。 ところが宝塚の諸嬢は、そのバカなところまで上品で節度があるような温室の草木的オモカゲがはなれな....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
うであるが、どういうワケだか私にも分らないが、ダンシングチームの楽屋を訪れ、 「諸嬢の芸は未熟である」 と訓辞をたれ、次にはるか舞台天井の鉄筋の上へあがってし....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
極楽へは行けないだろうなどとそんな悪口をね」と。 よろしい、愛す可き娼婦、野鶏諸嬢よ、何んとでも僕達極東の漫遊者を悪く云いたまえ、君達としては悪く云う理由は充....
艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
東京パレスへ交渉を持ったものは、ここに取材の随筆を書かれた坂口安吾さん、ダンサー諸嬢の座談会を司会された玉川一郎さんについでは、私であるという。 荷風先生にま....
ストリップ修学旅行」より 著者:小野佐世男
れたストリップ劇場、浅草座、美人座の、ピチピチとした生きのよいストリップ・スター諸嬢に、演出、照明、舞台美術、マネージャーに振附け師、社長を入れて五十数名、にぎ....
十日の菊」より 著者:永井荷風
た。わたしが帝国劇場の楽屋に出入したのはこの時が始めてである。座附《ざつき》女優諸嬢の妖艶なる湯上り姿を見るの機を得たのもこの時を以て始めとする。但し帝国劇場は....