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諸子
「諸子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
いて開設せられしキリスト教徒第六夏期学校において述べし余《よ》の講話を、同校委員
諸子の承諾を得てここに印刷に附せしものなり。
事、キリスト教と学生とにかんする....
「食魔」より 著者:岡本かの子
郎は夫人が通客であった場合を予想し、もしその眼で見られても恥しからぬよう、坂本の
諸子川の
諸子魚とか、鞍馬の山椒皮なども、逸早く取寄せて、食品中に備えた。 夫人....
「運命」より 著者:幸田露伴
も亦太甚しというべし。 建文帝の国を遜らざるを得ざるに至れる最初の因は、太祖の
諸子を封ずること過当にして、地を与うること広く、権を附すること多きに基づく。太祖....
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
ので知らないのだ云々。先生は実に仏蘭西学の大家たるのみでなく、亦漢学の大家として
諸子百家窺わざるはなかった。西洋から帰って仏学塾を開き子弟を教授して居た後までも....
「火星兵団」より 著者:海野十三
び全世界の人類諸君よ!」
というリーズ卿の呼びかけの言葉と、
「わがドイツ民族
諸子、および全世界の人類諸君よ!」
というフンク博士の呼びかけの言葉だけだった....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
活眼を以てバイブルに対しないと、弊害が多い所以である……。 で、われ等がこの際
諸子に注意を促したいことは、
諸子が神の啓示を判断するに当りては、須らく自分自身に....
「研究的態度の養成」より 著者:寺田寅彦
まい。かようにしていって、科学は絶対のものでない、なおいくらも研究の余地はある、
諸子の研究を待っているという風にしたいと思うのである。ただ一つ児童に誤解を起させ....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
うものを知らなかった上古の人間も学としての形態の充分ととのっていない支那や日本の
諸子百家の教えも、また文字なき田夫野人の世渡りの法にも倫理的関心と探究と実践とは....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
う。世間の例によらない商売の仕様をするので、お得意先に御不便なこともあろう。店員
諸子にしても年少の人たちの中には、店の仕来りに従うて仕事をしながらも、何故そうす....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
明和尊王事件というのは「柳子新論」「院政記略」「省私録」等の名著を著わし、
諸子百家の学に通じ、わけても兵学に堪能であった甲州の処士の山県大弐と、その友の藤....
「地上」より 著者:島田清次郎
思想を生活の方便のためにそっと世俗的な衣で蔽って来たという風のある男である。 「
諸子は将来何になろうと思っていますか」 校長はこう問を提出して微笑して四十人許....
「迷信解」より 著者:井上円了
実に国家の体面を汚し、国民の名誉を損するといわねばならぬ。 『国定修身書』には「
諸子よ、昔は不思議なりとて恐ろしがりたるものも、学理の進むに従いて怪しむに足らぬ....
「西航日録」より 著者:井上円了
本書は余が欧米漫遊の途中、目に触れ心に感じたることをそのまま記して、哲学館出身者および生徒
諸子に報道したるものにして、これを別冊に刻して世間に公にすることは、最初より期せ....
「古事記」より 著者:太安万侶
陵は片岡の馬坂《うまさか》の上にあります。 孝元天皇 ――タケシウチの宿禰の
諸子をあげているのは豪族の祖先だからである。―― オホヤマトネコ彦クニクル....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
るものであった。しかし生活改善、簡易生活等の流行語と、実際的な必要とから洋服通勤
諸子の家庭について、パンという物は決して洒落や見得ではなくなって来た。しかしここ....