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諸学
「諸学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ロニア人の技術をフェニシア人から学んだであろう。また彼がエジプト人から当代科学の
諸学説を学んだという説もある。実際、万物の始源は水なりとする彼の学説は、世界の原....
「故郷を想う」より 著者:金史良
もう既に自在に読み書きが出来、小学校へ上ったばかりの私を先生としてそれ以来ずっと
諸学科の知識をかじり、それから雑誌を取り寄せ新聞を読むなどして、その識見や思慮は....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
り。現にイタリアの国民的精神は今日正に激動するにあらずや。 かくのごとく欧州の
諸学者は当時ナポレオンの軍事的勢力に反動して国民論派を拡張したり。この論派がつい....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
いう細かしきことになったのである。 本書で試みた一首一首の短評中には、先師ほか
諸学者の結論が融込んでいること無論であるが、つまりは私の一家見ということになるで....
「梟雄」より 著者:坂口安吾
ただ一人南陽房という弟々子が彼に傾倒して勉強したが、これも利発だったから、やがて
諸学に通じ、法蓮房とともに未来の名僧と仰がれるようになった。 南陽房は美濃の領....
「織田信長」より 著者:坂口安吾
二歳年少の弟弟子に南陽房という名門の子弟がいて、これが又、学識高く、若手にして
諸学に通じる名僧で、二人は非常に仲がよかったが、道三は坊主がイヤになって、還俗し....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
レン(神父)ママコスの予言というのを用いた。五五〇年、日域に神童現れ、習わざるに
諸学に通じている。そのとき海に山に白旗なびき、神の世となるであろう云々、というよ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
として、ファラデーが後になって聴いたデビーの講義の筆記も、自分のした講義の控も、
諸学者と往復した手紙も、あるいはまた金銭の収入を書いた帳面までも、王立協会に全部....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
した。ニュージーランドの市街は、少年連盟のために熱狂した。 富士男は毎日毎夜、
諸学校、諸倶楽部等の依頼に応じて、遭難てんまつの講演にいそがしかった。その会場は....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
成立したものであるか。余輩は考古学者・土俗学者・人類学者・社会学者、その他の専門
諸学者の研究と相提携して、読者諸賢とともに、これを攻究してみたい。 先住土着の....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
礎内の秘密の発見の事などがあって、これが為に学界を刺戟した場合が多く、爾来新進の
諸学者によって、この久しく下火とも謂うべき状態になっていた法隆寺の問題に関して甚....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
た多し。西洋なおかくのごとし、いわんやわが国においてをや。日本学はもちろん東洋の
諸学を研究するの必要、推して知るべし。 西洋人の評論、著作にかかる仏教書類六十....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
及ばざるところなり。生徒は一級十五人ないし三十人を限りとし、極めて少数なり。連日
諸学校参観の際、各校において茶またはコーヒーを供せらる。聞くところによれば、茶と....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
に学者が集まって、『万葉集』の訓をつけ始めたのが古点、道長頃から平安末期へかけて
諸学者が訓をつけたのが次点、そして源|頼朝が鎌倉へ幕府の基礎を置いた元暦元年に、....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
いては、出発の最初が科学的、文化知識的の結晶として、当時かなり発達していた印度の
諸学派を、理攻めにして攻め降し、かくして仏教の存在隆盛を確かめて来た科学と哲学を....