諸徳[語句情報] »
諸徳
「諸徳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸徳の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
カズイスティクが、スコラ論理学のような意味で可能になる。――で人間の人間的性能は
諸徳目の化合物かコロイドか混合物と見立てられる。 だが修身の特色は、この徳目を....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
見ならえ、釈迦の行為《こうい》を模範《もはん》とせよ。釈迦の相似形となれ、釈迦の
諸徳をみなその二万分一、五万分一、或《あるい》は二十万分一の縮尺《スケール》に於....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いのであります。侠気《きょうき》、胆力、度量、寧《むし》ろ女性にはあらずもがなの
諸徳を、この老女は多分に持っているには違いありません。 別に、この老女が愛して....
「日記」より 著者:宮本百合子
の人は、我々のように、純粋にそれ丈感じず、部分的な、正直、熱誠、落付きなどと云う
諸徳目を認め、総合したのではなかろうか。 はっきりしないが、或動かせない思考方....
「親鸞」より 著者:三木清
はいかにすべきであるか。ここに弥陀は手をさしのべ給う、「すでにして悲願います、植
諸徳本の願となづく。」ここに願がある。第二十願がそれである。いわく、 「たとひ....