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諸氏
「諸氏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸氏の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
をその役柄に送りこむため大変骨を折ってくれた恩人T氏や、いま上長と戴いている先輩
諸氏に迷惑などを懸けることになっては僕として本当に立つ瀬がないのだ。いずれは分る....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
(途中) 六、涙香著「白髪鬼」 十一月二十日 昨日渉外局発表によるに、左記
諸氏、戦争犯罪人として収容せられし由(十七日巣鴨刑務所) 荒木 貞夫 大将 ....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
った。議会の開けるまで惰眠を貪るべく余儀なくされた末広鉄腸、矢野竜渓、尾崎咢堂等
諸氏の浪花節然たる所謂政治小説が最高文学として尊敬され、ジュール・ベルネの科学小....
「滝田哲太郎君」より 著者:芥川竜之介
めに勇気を得てどうにかこうにか書き上げる事が出来た。 僕の方からはあまり滝田の
諸氏に初めてお目にかかることが出来た。 ◇ 僕は又滝田君に画帖....
「夏目先生と滝田さん」より 著者:芥川竜之介
ある位でした。私はいつも云っていたことですが、滝田さんは、徳富蘇峰、三宅雄二郎の
諸氏からずっと下って僕等よりもっと年の若い人にまで原稿を通じて交渉があって、色々....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
新しい問題を探し出したいと思うが、私が二十年で得たものはこれで全部である。同好の
諸氏で御存じならば御恵投を煩わしたい。最後に本書は次ぎの各書を参考としたことを記....
「墓」より 著者:秋田滋
、喋ってゆくにつれて、それもだんだんしッかりして行った。 「裁判長殿、 陪審員
諸氏、 申し述べておきたいようなことは、わたくしにはほとんどございません。ただ....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
養とを一身に兼ね備えた紳士階級、すなわち我々にとつては理想的の獲物であるところの
諸氏はほとんど例外なしに『中央公論』の愛読者であると同時に、我々の作る映画はこれ....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
で、 「よろしい。しからば拙者、府中へまかりこし、怪物の正体を見届け、巧く行けば
諸氏の敵も討ち申そう。しかし、まかり間違ったら拙者の鼻もいかがでござるか」 笑....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
見を略陳せんとす。ただし、その怪声はついに自ら聴くことを得ざりしかど、杉本、中村
諸氏の談話によりて、ややその状を明らかにするを得たれば、これによりてその鑑定を下....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
った。 その頃私が往来していた文壇の人はいくばくもなかった。紅葉美妙以下硯友社
諸氏の文品才藻には深く推服していたが、元来私の志していたのは経済であって、文学の....
「西航日録」より 著者:井上円了
間に公にすることは、最初より期せしところにあらず。しかるに、このごろ哲学館同窓会
諸氏、強いてこれを印刷せんことをもとめらる。余、ついにその請いをいれて、これを同....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ところなり。 十日、炎晴。午前十時、ミュンヘン着。金子恭輔、井出健六、瀬木本雄
諸氏の出迎えあり。これより瀬木氏の案内にて、博物館、美術館、公園、宮城等を周覧し....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
。この私の事件で裁判の弁護をやってくれたのが、若き日の片山哲、麻生久、三輪寿壮の
諸氏であった。裁判の最後になって『被告になにかいうことはないか』と裁判長がいった....
「古事記」より 著者:太安万侶
來は、祭の庭に神の降下することを説くものと解せられるが、政治的に解釋されており、
諸氏の傳來の複合した形になつている。―― そこで天照らす大神、高木の神のお....