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「諸法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸法の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道祖問答」より 著者:芥川竜之介
善《ばんぜん》の功徳《くどく》じゃ。われらが寝所には、久遠本地《くおんほんじ》の諸法、無作法身《むさほっしん》の諸仏等、悉く影顕《えいげん》し給うぞよ。されば、....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
その後熱輻射や輻射圧や、豊富なるエネルギーの貯蔵庫たる放射性物質やこれらに関する諸法則の知識の導入などを考慮してみれば、天秤は当然最後の一世紀の勝利の方に傾くの....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
一世触療呪文集、希伯来語手写本|猶太秘釈義法(神秘数理術としてノタリク、テムラの諸法を含む)、ヘンリー・クラムメルの神霊手書法、編者不明の拉典語手写本|加勒底亜....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
天下は必ず尊氏の世となるべし。然りと云へども、汝、必らず義を失ふことなかれ。夫れ諸法は因縁を離れず。君となり臣となること、全く私にあらず。生死禍福は、人情の私曲....
近時政論考」より 著者:陸羯南
派の上に凌駕するの進歩主義なりと言うべし。 彼また主義の章において以為らく、「諸法己によりてもって生ず、ゆえに自由と謂い、諸法己によりて存す、ゆえに自主と謂う....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
示から思いがけなく、次のごときおどろくべき真理の言葉を聞いたのでした。 「一切の諸法は」 というのがそれです。今日の私どもには、なんでもない平凡な言葉としか聞....
風流仏」より 著者:幸田露伴
たのやら、女が来たのやら、問ば拙く語らば遅し。玄の又玄摩訶不思議。 団円諸法実相 帰依仏の御利益眼前にあり 恋に必ず、必ず、感応ありて、一....
科学論」より 著者:戸坂潤
この目的意識は併しどういう方向に向って発動するか。それは経験の整頓から一定の諸法則。 * 法則は公式ことを意味すると云ってもいい。 法則は併し、云うまでも....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
は決してそのまま社会科学のものとはならない、又なってはならぬ。恰も生物学に於ける諸法則――法則というものは範疇体系から出て来る――が、一種の目的論とか新乃至旧生....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
商業組合乃至同業組合と折り合うべきだ、と声明するに至った。これに対して、農業統制諸法案の失敗は同時に産業組合の危機なのであるからこの諸法案をめぐって産組側の自己....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
い、仏のような姿が描かれてい、卍のような形が描かれているのであった。 それは、諸法具足を象徴した曼陀羅の模様であった。血で描かれた曼陀羅紙帳は、諸所切り裂かれ....
妖怪学」より 著者:井上円了
文章の上より起こる連想を挙ぐれば、さきのいわゆる祈雨祈晴の法、ならびに左に掲ぐる諸法を見て知るべし。すなわち、普通世間にて方角について吉凶を吟味するは人の知ると....
迷信解」より 著者:井上円了
にありて人知いまだ開けず、医術のいまだ進まざりしときにありては、禁厭、マジナイの諸法を用うるは、あえて怪しむに足らざれども、今日のごとき教育の普及し、医術の進歩....
宝永噴火」より 著者:岡本かの子
十八品ある大部のもので、彼の心を惹いたところは一つも無い。強いて求めれば唯有一乗諸法寂滅相という言葉だけであった。これが仏教であるのか。どこに仏教の魅力があるの....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
の呼吸を説明しているのが華厳経という経の主旨で、この宇宙一杯に拡がる網を帝釈網(諸法重々無尽なること帝釈天の天宮に掲げられたる宝網のごとし)と言います。 そし....