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諸王
「諸王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸王の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
)を母、また金星(アッタール Atthar)をその子として礼拝した。アッシリアの
諸王はその尊貴の表象として掛けていた首輪から三つの護符を胸に垂らしていたが、その....
「運命」より 著者:幸田露伴
、亦至れりというべし。且つ元の裔の猶存して、時に塞下に出没するを以て、辺に接せる
諸王をして、国中に専制し、三護衛の重兵を擁するを得せしめ、将を遣りて諸路の兵を徴....
「早すぎる埋葬」より 著者:佐々木直次郎
sur(九四〇ごろ―一〇二〇、ペルシャの大叙事詩人)の“Shahnamah”(「
諸王の書」の意。イランおよびペルシャの君主英雄の行為を歌った約六万対句の叙事詩)....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
生野に遊猟(薬猟)したもうた時(天皇七年五月五日)、皇太子(大皇弟、大海人皇子)
諸王・内臣・群臣が皆従った。その時、額田王が皇太子にさしあげた歌である。額田王は....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
至る所で帝国主義が勝利を得ている。ローマ教会の神政的帝国主義、利益本位の不思議な
諸王国の軍事的帝国主義、資本主義的な諸共和国の官僚的帝国主義、多くの革命委員会の....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
てはあなた方私自身の敵をも保護した。フランドルのペテゲムに、メロヴァンジアン家の
諸王が夏の宮殿を所有していたあの場所に、ユルバニストらの修道院たるサント・クレー....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
るがゆえに、常に再現し来るからである。すなわち、ワーテルローの前においては、古き
諸王位を覆《くつがえ》したボナパルトのうちに、そしてワーテルローの後においては、....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
な騎兵は颶風《ぐふう》の中を駆けり、叫喚の声、ラッパの響き、至る所王位は震動し、
諸王国の境界は地図の上に波動し、鞘《さや》を払った超人の剣の音は鳴り渡り、そして....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
れは規律ある奥殿を誇示せんがためであったが、本家(訳者注 ルイ・フィリップ以前の
諸王の系統)の古来のふしだらな逸楽の後にあってはごく有効であった。またヨーロッパ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
とと伝えられている。みずからその笞をうけんと、父皇子の前に進んで出られた。兄弟の
諸王子たちが互にいさかって叫んでいたのを、父皇子がたしなめようとして笞を取ってい....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
礼に適えるや否やを聖徳太子様にお問い遊ばされたところ聖徳太子様には「これは天子の
諸王侯に賜わる書の形式ではありまするが「皇」字を用いれば礼無しとも申されませぬ」....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
彼女は、結婚という食べられもせぬ餌を、彼女の外交饗宴のなかに見せびらかしながら、
諸王を釣ってきた。幾年も彼女はその神秘な生き身を、全ヨーロッパの運命の廻転軸たら....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
でありますから。ジオゲンを御覧なさい、彼は樽の中に住んでいました、けれども地上の
諸王より幸福であったのです。』 『貴方の云うジオゲンは白痴だ。』と、イワン、デミ....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
、自ら九月の虐殺に責任を負う。軍隊を持たない共和政府が、内に王党と闘いながら連合
諸王と対立する。ダントンは革命を救うための至上の方法として大胆不敵を要求する。革....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
「キイキイキイ、万歳。」 「キイキイキイ、万歳。」 「キイキイキイ、ハーレムの
諸王万歳。」 時は五月の中旬、珍らしい晴天、 ロッペン鳥渡来後一ヶ月、 樺....