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諸白
「諸白〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸白の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天守物語」より 著者:泉鏡花
もさ。 舌長姥 もし、通草、山ぐみ、山葡萄、手造りの猿の酒、山蜂の蜜、蟻の甘露、
諸白もござります、が、お二人様のお手鞠は、唄を聞きますばかりでも寿命の薬と承る。....
「日輪」より 著者:横光利一
は、鹿の肉片と、松葉で造った麁酒や※の酒が配られ、大夫や使部には、和稲から作った
諸白酒が与えられた。そうして、宮の婦人たちは彼らの前で、まだ花咲かぬ忍冬を頭に巻....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
いたの、一人で大手を振るもあり、笑い興ずるぞめきに交って、トンカチリと楊弓聞え、
諸白を燗する家ごとの煙、両側の廂を籠めて、処柄とて春霞、神風に靉靆く風情、灯の影....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
で一百文、白豆四升六合で一百文、白木綿一反で三百文、岩槻霜降木綿一反が四百文、新
諸白(新清酒)二升が百四十八文、上々醤油一樽が四百四十八文、上酒五升で四百三十文....