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諸礼
「諸礼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸礼の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
のが当然でありましたろう。かりにも高家の列につながり、有職故実《ゆうそくこじつ》
諸礼作法をもって鳴る名家の主が、いかに貧ゆえの苦しみからとはいいながら、上お将軍....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
…ごわりまして、とまたスッと歯せせりをする。 それ、えへん! と云えば灰吹と、
諸礼|躾方第一義に有るけれども、何にも御馳走をしない人に、たとい※が葱臭かろうが....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
上野介が、三州吉良大浜で四千二百石を食《は》み、従四位少将の位にあるのは、殿中
諸礼式の第一人者だからだった。そして、役目のなかには、もっぱらこの天奏饗応などに....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
なり。その小乗の教は一切の事皆式に依りて行へとなり。孔子の道も孝悌仁義より初めて
諸礼法は仏家の小乗なり。その一以貫之は此教を一にして執中に至り初て仏家大乗の一場....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、すぐその一枚の扉から、七十八の祖母が、茶盆に何か載せて出た。 これにお京のお
諸礼式は、長屋に過ぎて、瞠目に価値した。 「あの、お祖母様……お祖母様。」 二....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
十五歳の時より、妾は女の心得なかるべからずとて、茶の湯、生花《いけばな》、裁縫、
諸礼、一式を教えられ、なお男子の如く挙動《ふるま》いし妾を女子らしからしむるには....
「手長と足長」より 著者:喜田貞吉
、文明十二年七月二日条、 寺務前手長。 など、この外にも所見すこぶる多い。大
諸礼に、 手長といふは膳部の方より請取、通の方へ渡すを手長といふなり。 と説明....