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「諸社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸社の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
ゞる名目なり。此たびはじめて出来たる足軽は、超悪したる悪党なり。其故に洛中洛外の諸社、諸寺、五山|十刹、公家、門跡の滅亡はかれらが所行なり。ひとへに昼強盗といふ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
を絶対に必要と感じる迷信なのである。ただ対自然科学的迷信の方は、或る程度まで支配諸社会の必要と常識とに矛盾するので、社会的権威を与えられていないに反して、対社会....
読書法」より 著者:戸坂潤
してそれが理論であり得る理由はない。だから唯物史観(マルクス主義社会学)は、他の諸社会科学から単に機械的に区別されない所に、例えば形式社会学などと資格の異った点....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《ドラコンテス》同様、土地の守護神ごときものに還原され了《しま》ったとは、わが邦諸社の祭礼に練り出す八岐大蛇《やまたのおろち》が本《もと》人間の兇敵と記憶されず....
科学論」より 著者:戸坂潤
な科学的理論であることをも示している。ここにすでに、哲学と経済学・政治学其の他の諸社会科学部門との、内部的で必然的な統一的連関が見て取れる筈であった。そしてこの....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
会心理学――群衆心理学乃至集団心理学・集団心の理論――は、吾々が見た之までの他の諸社会心理学と同じく、社会の分析から出発する代りに、意識の――無論其が個人的意識....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
独特の対象とすれば好い。G・ジンメルはこうした形式社会学の初めであった。之は他の諸社会科学と並存する一つの社会科学に過ぎない。 形式社会学は必ずしも凡ての社....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
それが一個の社会現象となって現われねばならぬということだけから、他の一切の遠近の諸社会事象と本質的な交流関係に這入ったものであらざるを得ないということになる。之....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
うした言論家や、又新聞雑誌等の言論機関は何等かの意味での、又は何等かの範囲での、諸社会のイデオロギーをみずから代表して言論をなすのである。 この際、その文筆出....
辞典」より 著者:戸坂潤
ユトーピア社会主義から発達して、科学的社会主義として成長した。 社会学が一般に諸社会現象の形式的乃至現象的な体系を組織するに対して、マルクス主義的な(厳密な意....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
十四年前のことであります。このとき、天皇は大いに嘉尚し給い、幣を奉じて畿内七道の諸社に告げ、……尋で東大寺に行幸、盧舎那仏に礼賽あり、百官の位階を進めて天下に大....
和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
新問題を提出して一種の競技が始まり、やや後れて数学の問題及び答術を絵馬に仕立てて諸社寺に奉納することも始まった。これは全く数学を芸術として取り扱ったのである。こ....
穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
ぎらいし記事が見え、皇極朝の元年には『村々の祝部の所教のまゝに或は牛馬を殺して、諸社の神を祭る』迄になった。この牛馬を殺して諸神を祭るのは、我国の習礼ではなくし....
牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
喰った者でも、数十日ないし百日間神社参詣を遠慮せねばならぬというが如き、いわゆる諸社禁忌のやかましく叫ばれるようになっては一般民は牛馬の肉を喰うものを甚だしく賤....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
も厳重にこれを禁じていた。それも時代によって相違があり、鎌倉時代の習慣と思われる諸社禁忌の記するところによると、八幡宮は百日、春日や稲荷は七十日、賀茂・松尾・平....