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「諸神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸神の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
るものである。そこでアンドリウ・ラング(Andrew Lang)に言わせると、『諸神話は一方では原始的な宗教的観念に基づくと同時にまた他方では当て推量によって得....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
棕櫚絲時計。水時計の類には、まず、トレミー朝歴代の埃及王やオシリス・マアアト等の諸神、それにセバウ・ナアウの蛇鬼神までも両枠に彫り込んである――クテシビウス型を....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
のであろう。この現状に平らかでない神官は任意辞職を申しいでよとあって、全国大半の諸神官が一大交代も行なわれた。元来高山中教地は筑摩県の管轄区域であったが、たまた....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
、特にギリシア哲学の発生と時期を同じくするらしい。ホメロス的伝説に見られるような諸神の道徳的無秩序を清算して、道徳的秩序を打ち建てねばならなかったということが、....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
麓は埋れよ。剣ヶ峰まで、ただ一飛び。……この鐘を撞く間に、盟誓をお破り遊ばすと、諸神、諸仏が即座のお祟り、それを何となされます! 鯉七 当国には、板取、帰、九頭....
第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
と見ると、仏壇に灯が点いて、老人が殊勝に坐って、御法の声。 「……我常住於此 以諸神通力 令顛倒衆生 雖近而不見 衆見我滅度 広供養舎利 咸皆懐恋慕 而生渇仰心....
颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
」とあって水害もひどかったが風も相当強かったらしい。この災害のあとで、「班幣畿内諸神、祈止風雨」あるいは「向柏原山陵、申謝風水之※」といったようなその時代として....
考城隍」より 著者:田中貢太郎
善と雖も賞せず。心無くして悪を為す、悪と雖も罰せず」という句があった。殿上にいた諸神はそれを見て褒めあった。 そこで宋公は殿上に呼ばれて、 「河南の方に城の隍....
文学以前」より 著者:豊島与志雄
られた所であり、壇上には、昊天上帝に配して祖宗の神位を奉祀し、日月星辰風雲雷雨の諸神を従祀されたのである。 壇は天円地方の義に則った広大な円形の構築、白大理石....
影のない犯人」より 著者:坂口安吾
ゃないですか」 「イエ、それは武道の極意です」 「ハア、鏡を見るのが、ねえ」 「諸神社の御神体も概ね御神鏡が多いものですが、鏡も玉も剣も一体のものです。これが武....
屋根裏の犯人」より 著者:坂口安吾
のを、見ていた者がいたんですね。その夜のうちに盗まれてしまったのです。いろいろと諸神に願をかけましたが、その甲斐もなく、さる人の申されるには、山伏に祈ってもらう....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
すべく、降臨し給うたものと信ぜられている。したがって我が天孫並びにこれに随従した諸神は、決してこれらの先住民族を虐待し、或いはこれを駆逐し、或いはこれを殺戮し、....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
事業は、殆ど物語の上にあらわれていない。そうして国家の大事は朝廷の伴造の祖先たる諸神の衆議によって行われたことにしてある。物語にあらわれている人物はその伴造の祖....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
が神明これを忌み給うという思想の誤まりであった事は、今さら言うまでもない。太古の諸神が親しく狩猟漁業に従事し給うた伝説が存し、神社の祭典に犠牲を供した事実が少か....
早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
石は御ほとけなればこそと自然とこちらの頭も下る次第で、市内至る処の大小神社仏閣の諸神諸仏も、よろしく範をわが神楽坂毘沙門様に取っては如何にと、ちょっとすすめても....