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「諸種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸種の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
で特に深謝の意を表しておきたいと思う、また教養ある読者界がこの書中に取り扱われた諸種の問題に対して示された多大の興味は今度もなお減ずることなく持続することを敢て....
春昼」より 著者:泉鏡花
てその挙動までが、朦朧として影の如く目に浮ぶではないか。 かの新聞で披露する、諸種の義捐金や、建札の表に掲示する寄附金の署名が写実である時に、これは理想である....
征服の事実」より 著者:大杉栄
調和、というよりはむしろ、征服者が本当に被征服者を征服しおわせんがために、社会の諸種の制度が生れた。 被征服者のいっさいの行為に対して、絶えず兵力を用いる困難....
大脳手術」より 著者:海野十三
ているのを発見した。 “……大脳手術の最近における驚異的発達は従来不可能とされた諸種の問題を相当可能へ移行させた。老衰せる脳細胞は、若き溌溂たる脳細胞に植継ぎて....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
もある。ただ外国には産土の社がないまでのことじゃ。産土の神があって、生死、疾病、諸種の災難等の守護に当ってくれればこそ、地上の人間は初めてその日その日の生活が営....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
潤して、筆の運びが迅いからである。敲音なども、平生使い慣れた卓子には早く起り、又諸種の心霊現象も、霊媒自身の居室でやるのが、最も容易に起り易いものである……。 ....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
めているのは実に驚くべき程で、途中の神社仏閣、地理風俗、旅館、建場茶屋、飲食店、諸種の見聞、諸物価など、ことごとく明細に記入してある。後日の参考に書き留めて置い....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
はなく、たまたま病身のため、そのような題材をつかむ機会に恵まれなかつたり、その他諸種の偶然的なまわり合せの結果にすぎない。 もちろん、私は本質的には熱心なる平....
新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
い娯楽は有害である。休養的教養(recreative culture)とは、先ず諸種の快楽を識別する能力を意味し、次ぎに更に新しき力を齎らす生産的な快楽を選んで....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
殊に大学およびその他講壇の側において然《しか》るのである。それで、明治二十三年は諸種の方面からみて、哲学史上一時期を劃していると思われる。 それで、明治の哲学....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
して全然同一のものはない。まず空間的にもしくは時間的に差別されている。そのうえに諸種の特殊性がそなわっているもので、この差別をあきらかにするのが認識の作用として....
妖怪談」より 著者:井上円了
、感知するの能力を養わざれば、全く不可能でございます。この能力を養うには、吾人が諸種の芸能を学ぶがごとくに、非常に大いなる練習を積まねばならぬ。あたかも撃剣のご....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
がしたと伝えられている。かれは享保年間に尾州領内をあらし廻った大賊で、その事蹟は諸種の記録にも散見している。しかし天主閣の鱗をぬすんだというのは嘘かほんとうか、....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、その時代の人、なかんずく仏人は自己が親しく目撃する変化をほとんど意識せず、また諸種の例証に徴して新形式を組織的に完成する事にあまり意を用いざりし事実を窺い得る....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
向の原稿を作り、その出版方をまず丸善書店に交渉しました。ところが丸善ではこれまで諸種の外国向の出版をしたが、悉く失敗に終ったという理由で断られましたので、やむを....