諸縁[語句情報] »
諸縁
「諸縁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸縁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
ような、一種の節を帯びた文字であった。 「我に三等の弟子あり。いわゆる猛烈にして
諸縁《しょえん》を放下《ほうげ》し、専一に己事《こじ》を究明するこれを上等と名づ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
であろうと、窮鳥ふところに入る時は猟夫もこれを殺さずと申す位じゃ。ましてやここは
諸縁断絶、罪ある者とてもひとたびあれなる総門より寺内に入らば、いかなる俗法、いか....
「徒然草の鑑賞」より 著者:寺田寅彦
ために、道のために、主義のために、真理の探究のために心を潜めるものは、今日でも「
諸縁を放下すべき」であり、瑣々たる義理や人情は問題にしないのである。それが善い悪....
「法然行伝」より 著者:中里介山
すすめ候べからず。仏もかない給わざる事なり」 「念仏の行は。もとより行住座臥時処
諸縁をきらわず。身口《しんく》の不浄をきらわぬ行にて易行往生《えぎょうおうじょう....