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諸葛亮
「諸葛亮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸葛亮の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
功を成せる、皆|相肖たり。蓋し道衍の秉忠に於けるは、岳飛が関張と比しからんとし、
諸葛亮が管楽に擬したるが如く、思慕して而して倣模せるところありしなるべし。詩に曰....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《たてまつ》ってその怒りを解く事あり。貴州の紅崖山の深洞中より時に銅鼓の声聞ゆ、
諸葛亮ここに兵を駐《とど》めたといい、夷人祭祀ごとに烏牛《くろうし》、白馬を用う....
「妖怪学」より 著者:井上円了
に、「彗星見えしことあり。これ、董卓乱をなすの兆しとなせり」『晋陽秋』の書に、「
諸葛亮の九十時に赤き彗星ありしは、その死去を告ぐるものとなせり」わが朝にありては....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
しなりといい、また『続漢書』に、彗星見えて董卓の乱ありといい、『晋陽秋』の書に、
諸葛亮の卒時、赤き彗星ありという。わが朝においては、欽明天皇のとき、仏教が渡来し....
「三国志」より 著者:吉川英治
人これを臥龍岡とよび、またその人をさして臥龍先生とも称しています。――すなわち、
諸葛亮字は孔明。まず当代の大才といっては、拙者の知る限りにおいて、彼をおいては、....
「三国志」より 著者:吉川英治
て急にたずねた。 「新たに、玄徳の軍師となった孔明とは、そも、どんな人物か」 「
諸葛亮、字は孔明、また道号を臥龍先生と称して、上は天文に通じ、下は地理民情をよく....
「三国志」より 著者:吉川英治
「いや、夜来|頻々、急を告げる報はきているが、いかんせん、呉へ参っている軍師|
諸葛亮の帰らぬうちは……」と、語り合っている折へ、番将の一人が、馳け上がってきて....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、一人の白髪の翁が、ふと前に立って、にやにや笑った。何者かと訊けば、 「自分は
諸葛亮の舅黄承彦の友で、久しくこの先の山に住んでいる者なり」という。 陸遜が礼....
「三国志」より 著者:吉川英治
の策を、何くれとなくこまごま注意してあることだった。 「なるほど、うわさの如く、
諸葛亮は疑い深い仁だ……」 彼は、あざ笑って、ほとんど、歯牙にもかけず、書簡を....
「三国志」より 著者:吉川英治
は代作が多いことはいうまでもない。 そのうちでも代表的な孔明流の兵書と称する「
諸葛亮五法五巻」などは日本にも伝わって、後のわが楠流軍学や甲州流そのほかの兵学書....