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諸費
「諸費〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸費の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「平塚さんと私の論争」より 著者:与謝野晶子
に関する夫婦間の生活費用は、扶養義務の形式において夫婦の共同生活を完成するための
諸費であるから、その共同生活に必要なだけの費用を得ることに関しては夫婦は偕に生産....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
般に百分の六、七は砕けと計り込みとなり、実にこれを包装紙に包み遠方に配達する等の
諸費をも加え、またお客への風味、店員の試食などを加えれば、最少限度一割くらいの減....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
せん》さわぎで、会津《あいづ》や川越の諸藩と交代に江戸湾警備を申しつけられ、その
諸費用に大至急で国もとから取りよせた金だったんです」 「なるほど。……それで、ど....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
、許す限りの才覚をして、江戸から応援したのだが、むだだ。焼け石に水というやつだ。
諸費《ものいり》はかさむいっぽうで、こうなると、第一、毎日のものを入れている商人....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
裁可を経たところで、はじめて所要の額を代官から支出させていた。 けれど、宮中の
諸費用は幕府から少しばかり支出される金や、御料地の産物位では、到底こと足りるもの....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
せられたるを以て、一方ならず便宜を得たり。数旬を経て病癒て退院せんとする時、その
諸費を払わんとせしに院吏いう、君の諸入費は悉皆福沢氏より払い渡されたれば、もはや....
「瘤」より 著者:犬田卯
五九八、雑支出というのが二七九――三〇一とか、その他伝染病予防費というのや、衛生
諸費、汚物掃除費というのや、明らかに重複しているばかりかどんな風にでも小手先で流....