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「諸賢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

諸賢の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
併せて高堂の万福を祈上候|燦として輝く新春の光に白雪を頂くアルプスの連峰雲上遥に諸賢アルピニストの御健康を祝するが如く仰ぐも荘重の気全身に満るを覚え申候、目出度....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
ならず。寄附金は仰がねばならんという不調法をふむ始末でありました。ところが各方面諸賢方の多大なる御助力に依りまして、ここに完成を見るに至りました事を厚く御礼申上....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
ある処を、雨に降られた松島見物を、山の爺に話している、凡杯の談話ごときを――読者諸賢――しかし、しばらくこれを聴け。 二 小県凡杯は、はじめて旅....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
た。が、ここに書きとると何だか誇張したもののように聞こえてよくない。もっとも読者諸賢に対して、作者は謹んで真面目である。処を、信也氏は実は酔っていた。 宵から....
『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
て教示せらるゝ所ありき。 茲に今林氏の好意に酬い、且その後の研究を述べて、儒家諸賢の批判を請はんと欲す。而して林氏の説に序を逐うて答ふるも、一法なるべけれど、....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
足クビから下方、足のユビまでの部分だとか、一々いそがしくて舌がまわらないね。読者諸賢も小生の舌のまわらぬ苦労のほどを御察しねがいたいです。 さて楠はその日の勤....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
にいわれてみると、私はバカの仕放題をしてきたようである。その一端を御披露に及び、諸賢の興を添え、あるいは興をさますのも、バカの務めの一ツかも知れない。それは九州....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
下しにくい。いずれ僕のうちでも妻君がバカンボーを腹から出したら一大談話会を開いて諸賢を御招待して遊ぶ積りに候。頓首。 十一月二十四日金 虚子先生....
白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
の声が「こんちは、あの……居らっしゃいますか。」と、ざっとかわるのであることを、諸賢に御領承を願っておいて…… わが、辻三がこの声を聞いたのは、麹町――番町も....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
何を意味するか、「日本民族」とは本来いかなるものなるかを説明して、あらかじめ読者諸賢の理会を請うは、余輩が本誌を利用してその研究を進める上に、最も必要なる事と信....
国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
義そのものは一向つまらなくとも、他日の発表の予備として、ここに管見を吐露して博識諸賢の叱正を希望する。....
本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
あまり動かぬ積りでございます。それ故に、発表の順序に違って参りますが、初心の読者諸賢の為には、まず以てその研究の道筋なり、結果の大要なりを、あらかじめ知っておい....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
みにこれに関する二三の臆説を提出して、さらに他日の研究を待たんとする。各地の同好諸賢、幸いに資料の供給を惜しみ給わざらんことを冀うとしかいう。....
「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
威厳を害し、名誉を損するものにあらずと思考致し候う。ついてはこの際なおさらに大方諸賢より、左記事項に関する投稿を得て、一層その研究を完成致し度しと存じ候う。仰ぎ....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
字を用いたにも縁がありそうである。 右の二つはただ試みに臆説を述べて、言語学者諸賢の高批を煩わしたいと思うたまでである。かく云えばとて自分は、今以て餌取説を棄....