諸陵寮[語句情報] »
諸陵寮
「諸陵寮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
諸陵寮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
そうだと知らせて来た外崎覚という人を訪ねることにした。 外崎さんは官吏で、籍が
諸陵寮にある。わたくしは宮内省へ往った。そして
諸陵寮が宮城を離れた霞が関の三年坂....
「火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
し奉ったとある。されば天皇の御為には山陵の役を起さず、この君に限って延喜式にも、
諸陵寮の条に山陵の記事がない。これはすなわち骨を除散せしめた大蔵の顕著なる実例と....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
すい。触穢禁忌の思想が次第に濃厚になって来た時代の大宝令において、形式から云えば
諸陵寮の雑戸の一つに置かるべき筈の陵戸が、特に奴婢の徒とともに賤民の列に下された....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
戸の類の一つとして、特別に国家に属するから、自ずから賤民と認められたので、後には
諸陵寮の官吏になる事まで人が嫌がるという様になりました。かかる有様でしたから、も....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
そのしからざることを明らかにした。別項「シュク」の条下を見られたい。 「延喜」の
諸陵寮式には、各陵墓についてそれぞれ陵戸守戸の数を記してある。身分は違っても同一....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
らでたらめだとのみは申されません。 陵戸は厳格にいえば雑戸の一種でありまして、
諸陵寮に属して、陵墓のお守や、御葬式の雑役に服するものでありますが、その職務が穢....